前回ご紹介致しました“Two-Rock“のミニマムハイパワーコンボ「Studio Signature Combo」のもう1台の個体をご紹介です!
Two-Rockアンプにおける“Signature”は最高位を意味し、Two-Rockが培ってきた技術・センス・ヒストリーを継ぎ込んだいわば正統フラッグシップモデルとなります。
本機Studio Signatureは、その名の通りスタジオユースに最適なコンパクトさ、そしてプレイヤーを妥協させる事のないパワフルなサウンドを両立した最も使い勝手の良いモデルの1つです。
本個体は、Two-Rockのルーツであるダンブルアンプ、さらにそのルーツの1つである60年代のフェンダーブラックフェイスを彷彿とさせるブラックのシャーシ(フロントパネル)、ブラックトーレックス、シルバースレッドグリルフロントをチョイスしたプレミアムアンプOSAKAオーダーモデル!
電源を入れていただくと通常はブルーに灯るパイロットランプですが、本機は往年のフェンダーに倣ったレッドカラーに変更されております!写真でもご確認いただけるようランプが赤に灯ればたちまちオールドなムードが漂い胸が熱くなりますね!
6L6パワーチューブによる35ワット程度の出力といえば、スピーカー口径と搭載数がまちまちですが、フェンダーブラックフェイスのPro(Reverb)やVibrolux、Vibroverbが上がります。
これらは比較的な歪み易いツイードアンプが活躍した50年代から、より大音量(高いヘッドルーム)が求められた60年代に回路の変更、スピーカーのインチアップ、マウント数を増数と、様々な改良が加えられ、
Fenderアンプのある種の完成形として現在もトップギタリスト、レコーディングスタジオで重宝されています。年々コンディションの良い個体は減っており、お目に掛かる事も減ってきましたね。
今回ご紹介のStudio Signature Comboはブラックフェイスの風合いが感じられる事による先入観のせいか、往年のブルースリックをついつい弾かされてしまいます。
フレットノイズは勿論、巻弦をピッキングした際のノイズすらも明瞭に再生される辺りは意外にもビンテージフェンダーにも通ずるところがあります。
アタックのコンプレッションは歪みにくく、耳に張り付く様な音の近さがありながらも甘いトーンはアメリカントーンを求めるギタリストの理想像の1つではないでしょうか。
オーバルバックのキャビネットは程好くリラックスしたサウンドを生み、開放的でリバーブの広がりも良く、Studio Signatureのサウンドを引き立てる理想的なのキャビネットです。
スプリングタンクもショートタイプを採用しており、深過ぎず、ぼやけにくい、コントロールし易いのも最小のTwo-Rockならではです。
コンパクトながらもTwo-Rock最高位のSignatureの名を冠した懐深いラウドStudio Signature Combo!
是非、前回のGrey Suedeのご紹介と共にご確認いただき、ご検討下さい!