ザ・キング・オブ・スタックアンプ!
永遠の名機「MARSHALL 1959 」がセルフモディファイされ「1959MS [1959HW MODIFIED]」としてリボーンしました!
数え切れぬギターヒーローが愛用した“ザ・キング・オブ・スタックアンプ”「MARSHALL JMP MODEL 1959 SUPER LEAD」。
1966年に誕生したこの名機は、4本のEL34管、ソリッドステートの整流回路、巨大なアウトプットトランスにより、当時のロックギタリストが必要とした巨大なヘッドルームを実現した100Wアンプです。
ボリュームを上げた途端、何か事故が起こったではないかと思う程の振動をくらいながらも、少し慣れてくるとその甘く艶やかで図太いサウンドに皆が虜にさせられる、正にロックアンプの最高傑作。
今回登場した1959MSは、本国では販売されている1959 HANDWIREDをベースに、新たにマスターボリューム、Brightスイッチ、クリッピングスイッチを新搭載したモデルとなります。
“これぞマーシャル”ないぶし銀の外装にも英国ハンドメイドの拘りが詰まっており、丁寧に貼り合わせられたスムーストーレックスやフロントパネルのプレキシグラスが醸し出す本物のUKテイストは唯一無二です。
アンプ図鑑や数々のロックギタリストのステージギアで既視感のあるこの印象的な仕様の1959は実は大変希少で、透明感と高級感が象徴的なプレキシグラスは1966年頃から1969年までの仕様であります。
余談ですが、ビンテージマーシャルの総称として使われる"プレキシ"の語源はこのプレキシグラスから来ています。
後の1970年からはアルミ製パネルへと変わりますが、これも広義でプレキシと呼ばれることが多くなっています。
ギターのウッデイな鳴りやフレットノイズまでもが忠実に増幅されるハンドワイヤードならではのダイレクトなトーンは、弾き方次第で60'sビンテージトーンから90'sの洗練されたLAトーンまで変幻自在に引き出す事が出来ます。
今回はサウンドが洗練された時期の90'sハードロックをイメージしたディストーションサウンドをメイクしてみました。
チャンネルをたすき掛けして、ハイ上がりなチャンネルIに分厚いロー・ミドルを持つチャンネルIIをブレンドしました。
往年の1959サウンドの肝となるのはチャンネルIIで、これを足す事でロー~ミドルが粘ってきてマーシャルらしさが強まります。
今回は3シングルのストラトを使用し十分なトップエンドが出たのでBrightスイッチはオフ。
クリッピングはトランジスタを使用したIIに設定して、強いコンプレッション感を得ました。
音量がガクッと落ちますが、ダイナミクスが狭まる事で丁度良い弾き心地になります。
マスターボリュームは当然、パワーアンプの前で音量を落とす回路ですが、オリジナルより効きが良く感じるEQ、Brightスイッチとクリッピングを併用する事でスカスカになる事なく、ハリのあるサウンドのまま音量が下げる事が出来ました。
キャラ付けとしてSD-1Wでワンプッシュし、BRIGでステレオディレイを掛けてみました。
是非サウンドサンプルをチェックしてみて下さい!
マーシャルがハンドワイヤードで製造されていた期間は実はかなり短く、創業の1962年から1973年頃までとされています。
更に1959のプレキシ期となると1966年頃から1969年に限定される為、市場では恐ろしい価格で取引されており、コンデションの良い個体の入手はほぼインポッシブルです。
1959MSが発売されたことにより、遂に国内でもハンドワイヤードの1959が手に入るようになりました!
マーシャルを知れば知るほどこの1959MSの凄みがお分かりいただけるかと思います!
是非この感動を手にしていただきたい!
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ポスト処理を一切加えていないピュアなトーンです。
Strat ⇒ SD-1W ⇒ 1959MS ⇒ OX ⇒ BRIG ⇒ MOTU M2
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