【D'Angelicoとは】
D'Angelicoは1932年、ニューヨークにて名匠ジョン・ディアンジェリコにより創業された。ジョンの手によって生み出されたギターはジョニー・スミスやジョージ・ベンソン、チェット・アトキンスといったジャズ・ギタリストの巨匠達から愛用され、そのサウンドとアール・デコ調の独特で美しいデザイン、丁寧な作りからアーチトップ・ギターの最高峰として名を馳せたが、1964年にジョンは59歳という若さで亡くなってしまう。彼の亡き後、ブランドとしては紆余曲折を経るも、2011年よりD'Angelicoを復活させるプロジェクトがニューヨークでスタートした。現在はジョンが築き上げた意匠や信念を受け継ぎ、伝統とルーツを尊重・維持しながらも、現代のプレイヤーに向けた先進的な仕様やデザインを採り入れたギターを開発。新たにソリッド・ギターの領域まで開拓し、ユーザー層の裾野を広げている。

【Premier Series】
人気モデルのデザインを継承しながらも、手に取り易い価格帯に抑えたシリーズ。 D'Angelico らしいオリジナリティはそのままに、セイモア・ダンカン・デザインのピックアップを搭載するなど高品質なパーツ類を使用しつつ生産コストを抑え、優れたコストパフォーマンスを実現している。上位シリーズと同様、独自のセット・スルー・ネック・ジョイントやデュアル・アクションのトラスロッドを採用している点もポイント。モダンなカラーバリエーションも特長。

D'Angelico Premier Mini DC Ocean Turquoise

Premier Mini DC Ocean Turquoiseは、14インチ(355.6mm)幅、1.75インチ(44.45mm)厚のオリジナル・ダブル・カッタウェイ・シェイプにセンター・ブロック構造をもったセミホロー・ボディーのモデルです。
ディアンジェリコらしさを感じるオリジナル形状のピックガードは、5プライのトータス・シェル柄となっています。

ボディー・トップ、ヘッドストックとネックにはバインディングが装飾され、マザー・オブ・パール・アクリル・ブロック・ポジションマーカーと組み合わせたデザインです。ボディー・マテリアルはスプルース・トップ、メイプル・サイド&バックで、メイプル・ネックにオバンコール・フィンガーボードといったウッド・マテリアルを用いています。

ネック・フィニッシュはグロスで、25インチ(635mm)のスケールを採用し、ネック・ジョイントはセット・ネック・ジョイントとなっています。さらに、デュアル・アクションのトラスロッドを搭載し、ヘッド側で調整するようになっています。

特徴的なヘッドストック・デザインはディアンジェリコの伝統を継承しています。トラスロッド・カバーはアルミニウム製で、1930年頃にニューヨークで流行したアール・デコ建築(エンパイア・ステート・ビルディングなど)が建ち並ぶニューヨークの摩天楼にインスパイアされた存在感のあるデザインです。

ピックアップは、メタル・カバードのセイモア・ダンカン・デザインのHB-102NハムバッカーとHB-101Bハムバッカーの2基を搭載しています。コントロールは2ヴォリューム、2トーン、3ウェイ・ピックアップ・セレクターのレイアウトです。

ハードウェアはクロームで統一し、ステアーステップ・ボタンのロトマティック・タイプ・チューナー、チューンOマティック&ステアーステップ・トラピーズ・テイルピースの仕様です。

ボディーはグロス・フィニッシュで、カラーはオーシャン・ターコイズです。

※画像はサンプルです。製品の特性上、杢目、色合いは一本一本異なります。