【週刊イケベミュージック・マガジン📖#16】Gibson SG特集 第四回 SGの愛すべき弱点とその対策編!2026.6.26配信分

               
Angus Ogawa

みなさんこんにちはー、Angus Ogawaです。
6月も終盤、世間はワールドカップで賑わっております!

日本はスウェーデンと引き分けてグループ2位通過、決勝初戦はブラジル!
今朝はスマホで試合を観戦している人たちに混じって、細野晴臣の『Sports Men』を聴いてました(笑)
数々のグループにカバーされているこの曲。イントロから繰り返し発せられるセリフは未だに何と言っているのか分かりません、、、

さて、今回は愛すべきSGの弱点とその対策についてお話します。
弱点というとネガティブなイメージ持ってしまいますが、ある種の個性としても捉えることができ、

慣れてしまえばSGへの愛着に繋がるポイントとも言えます!

ヘッド落ち

SGの構造的な宿命であり最大のテーマ。
原因として挙げられるのが「重心の偏り」です。

#13でお伝えした通り、そもそもSGの誕生した理由は競合であるFenderに対抗するためであり、”薄く、軽く、ハイフレットが弾きやすいダブルカッタウェイの革新的なギター”としてLes Paulを完全に再設計することでした。
ボディが薄く軽量になったことでヘッド側に大きく重心が偏った結果、左手を離すとネックが下に向いてしまう「ヘッド落ち」という問題が発生するのです。

対策

・スエードや革製など、滑りにくいストラップを使う

・幅広(5cm以上)のストラップを選ぶ

・ストラップを短めにしてギターの位置を高めに構える(Angus Young)

・軽量ペグに交換

・ヴァイブローラやビグスビーを取り付ける

・右腕でしっかり支えるフォームに慣れる(おすすめ!)

ただ、実際には慣れてしまえば気にならないというSG使いも多く、プレイヤーによって感じ方の差が大きい部分です。

ローポジションが遠く感じる

意外と多くのSG使いが経験するポイント!
SGはネックジョイントがボディからかなり突き出していることと、ストラップピンの位置がネック裏にあることが原因で、ストラップで構えた際に1フレットの位置が想像以上に左側へ移動し、ローポジションが若干遠く感じます。
当然レスポールやテレキャスターから持ち替えた人ほど違和感を覚えやすい傾向。

具体的には、

・Fコードが押さえにくい

・ローポジションのリフが弾きづらい

・慣れてないとポジションを見失う

などを感じやすいと思います。

対策

慣れる以外にありません!

一方で、12フレット以上になるとSGの真価が現れます!

・ソロが非常に弾きやすい

・ハイポジションへの移動がスムーズ

・手首への負担が少ない

むしろ慣れてしまうと、他のギターを持った時にハイポジションが窮屈に感じることも多いです、、、(笑)

ネックジョイント部の繊細さ

#14でもお伝えした通り、SGはハイポジションの弾きやすさを実現するため、ネックジョイント部の木材同士の接着面積が極端に少ないです。

他のギターでは届きにくい高音域までスムーズにアクセスできるメリットはありますが、ジョイント部分の強度は決して高くありません。
そのため、ジョイント部分でのネック折れが多発します。

また、これはSG以外のGibsonのギター全般に言えることですが、弦のテンションを稼ぐためにヘッドに角度をつけてあります。
そのため、後ろに倒れた場合はヘッドの先から地面に落ち、衝撃がヘッドの付け根部分に集中してヘッド折れしやすいのです。
加えてSGはボディが軽量なため、転倒するとヘッド側に勢いがつきやすく、特にヘッド折れもしやすいです。

対策

・ライブでは必ず安定したスタンドを使う

・絶対に壁に立てかけない、仰向けに寝かして置かない

・壁面フックで吊るす

・ハードケースや比較的頑丈なケースを使う

・持ち運び時にネック側へ衝撃を与えない

もちろん通常の演奏で壊れるわけではないのでそこまで神経質になる必要もないですが、ぶつけたり倒したりした時のダメージには確実に弱いので、弾いてないときにこそ丁重に扱うことをおすすめします!

ヘッドが落ちる、ローポジションが遠い、折れやすい。
どうでしょう、何だかかわいらしく見えてきませんか、、、?
それでも多くのギタリストがSGを手放さない理由は、一度弾けばきっと分かるはずです!

それではまた、お会いしまShow!!

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