核P-MODEL ライブ「unZIP / 非コード人のアコード」突撃レポート!前編

               

2026.01.23~24  @Toyosu PIT

2025年から2026年の平沢進の活動は精力的などとする言葉では補いきれない驚きの露出内容だ!


2025年10月にリリースされた 核P-MODEL 名義のアルバム『unZIP』。

純白のシルエットと化した『IN A MODEL ROOM』のアイコン群が包む平沢氏からの新たなる発信。

そこに連動した、予期せぬ紙媒体への表出。

アルバム発売よりも先行して『FILTER』誌に語られた『unZIP』制作プロセス。

そして、まさかの『婦人画報』への登場。同誌で企画された脳科学者との対談では、平沢氏の“表現”に関わるキーワード群が語られた。

そして迎える、核P-MODEL『unZIP / 非コード人のアコード』公演。

2025年12月18日、12月19日 @Zepp Osaka Bayside

2026年1月23日、1月24日@Toyosu PIT

出演:平沢進 会人SSHO 会人TAZZ

その東京公演では、「Made in Japan」、明和電機製造による新たなLaser Harp『Qilin/輝鈴(キリン)』が登場するとの事前情報が。

「「非コード人のアコード」東京で使用される予定だが、このタイミングなので新機能はまだ使われない。

当日は照明とレーザー受光部の干渉、その他本番環境での影響をモニターする。」(X @hirasawa)

東京公演初日。

会場には『輝鈴』の設置、動作確認のために訪れた明和電機/土佐信道社長の姿が。

そして新たに導入された「ペニシリン色」あるいは「琥珀色」と表現される橙色のEVO。

「今日も琥珀色のEVOが美しい。」(X @hirasawa)

「素のアルミ色に琥珀色が加わることで、未来感にレトロフューチャー感が加味されて従来の楽器には無い美しさがある。」(X @hirasawa)

また、ステージ後方にはErica Synthsのモジュラー・システムも配置される。

待ちかねた人々の眼前に映し出される黄色とピンクの『IN A MODEL ROOM』のイメージ映像。

そして、『輝鈴』が起動する。

平沢氏の登場。

1曲目、昨今の平沢氏のライブでの定番曲にもなっているP-MODEL時代の名曲『CYBORG』リアレンジ版でスタート。

クールに『輝鈴』を操る平沢氏。会場は冒頭からヒートアップする。

その後、本編では緩急のつけられた配曲により、めくるめく“核P”ワールドが紡がれてゆく。

『unZIP』からの全曲、プラス、「P-MODEL楽曲」のリアレンジ版が散りばめられた濃密なプログラム。

「ハロー人類」の名フレーズ。『unZIP』からの楽曲『パルテノン』、その中盤で平沢氏が向かったモジュラー・システム。「平沢 進とシンセサイザー」:アイコニックなキーワードの再認識。

その直後、平沢氏が手にした橙色のEVO。放たれる「電子音」。ギター・シンセならではのあくまでも有機的なサウンドが会場の空間を巡る。

壮大な楽曲群『Julia Bird『モイポ-リア』・・・白と黒を基調とした舞台の中に鮮烈な印象を残す“赤い扇”。

会人SSHO、TAZZと共に紡ぎ出されるストーリー。

平沢氏のアルバム制作におけるエンジニアリングを務める鎮西正憲氏がオペレートに加わる鉄壁の音響。

リアルタイムの映像さえをも見事に舞台演出として昇華してゆく刺激的なビジュアル群。

楽曲の世界観をフレーズ単位で汲み上げる精緻な照明効果。

シャープで美しく、そこはかとない妖艶が配された舞台衣装。

そして音楽。

今だからこそ実現されている超高次元の舞台芸術。

予測した想像は軽々と超えられ、鑑了後に残る裏切られたことへの歓喜。

約半世紀に渡り継続されてきた更新。

濃密な90分間。

白く昇華される『P』の時代。

終演後の会場各所から舞台に向けられる。

「ありがとう!」

望まれる大いなるマイナー:『平沢 進』・・・その世界。

(text by Susumu N)

[SUSUMU HIRASAWA]

Phase-0での冒頭Kill SWを操作!

EVO 0101Z Trem Sand Blast Orange
EMG 89/89R GK5-KIT-G6

予期せぬ呼称色「ペニシリン色」と紹介され、モジュラーシンセとギターシンセコーナーで活躍!

EVO 0101Z Trem PHYTOELECTRON SEED

ギターシンセコーナー・サブ機としてライブを見守っていた!

PUのマークの色が変わった!?

EVO 0101Z Trem PHYTOELECTRON Sustainer (Left)
EVO 0101Z PHYTOELECTRON EMG 89/89R (Right)

サスティナー機はサブで待機!

EMG機ではミニSWの向きからフロントPUをタップ、リアPUではハムバッカーで使用か?

又、ライブ終了後Kill SWの位置が遠いので近くにしたいとの要望を受け、S-1&S-2のSWをKill SWとする改造を実施!

BOSS ME-90 Guitar Multiple Effects&LS-2 Line Selector

ペダルSWの操作性の良さで導入されたME-90。最近限定ホワイトカラーも入手!

BOSS LS-2は電源起動用にINPUTへダミープラグ、RETURN A/BにEMG機とサスティナー機を入れて万一の時の切り替え用としている。

又、ワイヤレスのSHURE AXT400レシーバーはステージ後方に設置で、サスティナー機とEMG機はトランスミッターSHURE AXT100→AXT400を経てLS-2に入り、ME-90→D.I→PAという流れでした。

左側のTAB/DOWN/論理UPの各SWはキーボードショートカットを発射するペダルで、ブラウザーに表示されたセットリスト画面内の移動とTabの切り替えを行っています。(from Hirasawa)

立ち位置右側のタブレットはレーザーハープの音源です。Studio oneというDAWでImpactというサンプラーを走らせています。(from:Hirasawa)

Erica Synths  Black System Ⅲ

驚きのソロコーナーではパッチケーブルが挿さりまくるErica Synthsのモジュラー・システム。

各モジュールを縦横無尽に組み合わせ、パッチケーブルで思いのままにサウンドメイク!右端にBLACK SEQUENCERを配しホールドさせた音で終わり、EVOでのギターシンセサイザーに展開が移る世界観は平沢ならではのもの! 

BOSS GM-800,VG-800

ステージ後方に設置されたソロコーナー用セット。

ペニシリン色のEVOを抱えたままモジュラーシンセを操る姿は電子妖術遣いに見える!

GM-800のUSB OUTから上段のPCに繋がり、表示のKORG TRITONを鳴らす。

EVOの各弦のMIDI CHを換えて異なるサウンドを振り当てていた!

右隣のVG-800へはGM-800のGK OUTからVG-800のGK INへシリアルケーブルが繋がれていた。

Erica SynthsGM-800 / VG-800の下にはSYN、PCと記されたDIが繋がれている。

2段に重なり夫々ライト・レフトと思われる。

Roland Rubix22

ギターシンセの音源(ノートブック上のKORG / TRITON)の出力として使用。(from:Hirasawa)

3台のEVOが唯一揃ったバンド的画像!

小さな穴が開いたオリジナルデザイン!グリップが向上して更に紐を通してネックレスにも?

EVOへの限定プレミアムもこのデザインを裏表に採用!

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