お世話になっております。プレミアムベースの濵田です。
とっておきが入荷したので、(誰も読んでない)長々とした前置きも無しに紹介しますね。
Kikuchi Guitars
Custom 5st J Bass African Mahogany Body / Cocobolo Fingerboard (Pelham Blue)
Kikuchiのカスタムをご紹介します。写真じゃ伝わりにくいかもですが、とにかく高級感がスゴイ。
カラーはペルハム?ぺラム?ブルーです。レスポールとかでよく見るカラーですよね(なんか濃い気もするけど)
普段であれば可愛いと紹介するカラーですが、べっこうピックガードにココボロ指板と、こげ茶色と合わせると渋いカラーに感じますね。海外の体超でかい職人ベーシストが持ってそうなイメージです。
パーツは黒パーツ。カスタムモデルは基本黒ですね。
ボディはトップ、バック合わせてアフリカンマホガニー、チェンバードボディです。
それから指板はココボロ、ネックはローステッドメイプルです。メイプルはバッキバキのフレイム杢がでています。
木材からも想像つくかと思いますが、ずっしりと包み込まれるような甘い鳴りが特徴です。
マホガニー系のサウンドでよくある、モコモコ感はもちろんありますが、ローがギュッと締まったタイトでアタックの早い音なのでモコモコがプラスに働いて、ボトムがしっかり支えられるサウンドです。
ギュッとしたタイトなサウンドはココボロ由来なんでしょうかね?
ココボロ指板のベースあんまり触ったこと無いからわかんないんですが、、、アタックが速くて硬いサウンドのベースによく使われてるから、、、、そういうことなんでしょう!!!!色がキレイで好きな木材の1つです。
EQの効き方ですが、ブーストのみです。トレブルを少し持ち上げるとキラキラ系で良い感じのサウンドになります。
元のサウンドがズッシリしていますが、トレブル上げるとしっかりパキパキ鳴ってくれます。スラップとかするならガッツリ上げちゃってもいいかもしれませんね。
ローは、、持ち上げなくても割と出るので、、、演奏場所によって足りない部分を足すくらいで良いんじゃないでしょうか。好みなので何とも言いにくいですが、、
マホボディで5弦のベースは輪郭がハッキリしない印象のベースも多いですが、このベースは割とキッチリ出てくれます。4弦みたいにハッキリ出るわけではありませんが、普通にしっかり鳴るベースという印象です。
キクチのベースってファンクとかアシッドジャズとか、とにかく踊れるようなジャンルで人気のある楽器と認識しています、、が、ロックとかでも全然アリだと思います。歪ませたときに楽器本来のキャラが損なわれにくいパワーを感じます。
よく比較されるブランドとしては、サドウスキーとアトリエZがありますね(両方とも菊地さんが関与してますし)
どういう方にオススメかそれぞれ軽く説明します。
アトリエZ
全体的に重量のあるベースが多いです。この中だと一番ローがドンッと出ます。大阪では若いベーシストがよく使っています。ロックとか、、バキバキのスラップをしてるイメージです。
アトリエZは弾いてみた動画でもよく目にしますし、若い方の目につきやすいシーンで
サドウスキー
店頭では海外のお客様に多く試していただけます。この中だと荒いサウンドが出せるのはサドウスキーですね。フィジカルを使って鳴らす、フェンダーみを感じます。(余談ですが、10年くらい?前って心斎橋の楽器屋さんサドウスキーまみれでしたよね。当時小学生でしたが、なんとなく記憶にあります)
キクチギターズ
この中だと大人しいサウンドです。基本的に4~50代の方がよく使用されてる印象です。お客様でもそういった方が多いです。若い方で使用されてる方も普通にいますけどね!
荒めのバキバキスラップではなく、速くて細かいファンキーなスラップを弾いてるイメージがあります。
気持ちローの重心が高めです。
みんな違ってみんないいという事ですね。ご参考までに。
まあ今回はカスタムモデルなのでこの通りとまではいきません、一般的なキクチのベースより落ち着いた印象のサウンドです。
当個体、めずらしく4㎏オーバーの個体となっております。キクチのベースで初めて4㎏超えてる物を観ました。
当然バランスはよく、重量はそこまで感じません。ご安心ください。
東京の店舗にもカスタムモデルのご用意ございます。そちらの方もご確認よろしくお願いいたします。