今回は Fender USA より、『Eric Johnson Stratocaster Maple』のご紹介です。
こちらは1957年のストラトキャスターの仕様を基に、エリック・ジョンソン氏のこだわりが詰め込まれたシグネチャーモデルです。
一見するとサンバーストカラーで1ピースメイプルネック、白い1plyピックガードの普通の57ストラトに見えますが、中身を見てみると実はとても細かな部分まで多くのモディファイが施されています👀
ボディにはアルダー材を使用し、コンターカットは大きめに削られていて抱えやすくなっています。
バックのパネルは元々ついておらず、少し広がりのあるオープンな鳴りをしています👀
ネックは反りに強い 1ピースクォーターソーンメイプルネック を採用し、ネックシェイプは ソフトVシェイプ を採用しています。
ソフトVネックはかなりCシェイプに近い形状で、あまりVを感じないシェイプに仕上がっています。
厚みはほんの少し厚いかな?と感じる程度の通常くらいの厚さで、コード弾きからリードプレイまで弾きやすいシェイプに仕上がっています👀
さらに指板ラディアスはフラットな 12R と、ハイポジションでもエリック氏のような速弾きもスラスラとプレイできるようになっています💪
PUはエリック氏専用に設計された "Specially Voiced Eric Johnson Single-Coil" を採用しています。
それぞれのポジションでエリック氏の好みに合うよう異なるトーンキャラクターで設計され、センターは 逆巻&逆磁仕様(RWRP) でハーフトーン時のノイズを軽減しています👀
フロントはエッジが控えめで甘くて少しフワッとした柔らかみのあるサウンドで、センターは音の立ち上がりが良くクリーン~クランチにうってつけのトーン、リアは少しパワーがあって強めのゲインでも音が潰れずにシャキッとしたサウンドです。
どのポジションもそれぞれの個性が出ていて、クリーンでもゲインサウンドでも気持ちよく弾けるトーンを備えています。また全体的に中域の豊かさも備えているので、表現力豊かでバンドでも音ヌケの良いサウンドをしています💪
さらによく見るとPUを止めるビスは頭がフラットめなものを使用していて、指が当たりにくいように工夫されています!
こんな細かなところまで…本当にとことんプレイアビリティを高めています👀
またコントロールも少し特殊で、トーンはブリッジ単体とリア単体でセンターはトーンを通っていない仕様です。このおかげでセンターポジション単体でピッキングした時に、PUそのもののポテンシャルの生々しさが感じられます💪
パーツ類も各弦のテンションが均一な段差がついたスタッガードタイプペグ、5本掛けスプリングのブリッジとエリック氏のこだわりが見える仕様に仕上がっています。
ここまで見ると、普通のルックスながらエリック氏のこだわりスペックが満遍なく詰め込まれているのがわかりますね…👀
モダンとヴィンテージの良い要素をミックスした、シグネチャー仕様ながら多ジャンルで使える一本!
多くの人がそのポテンシャルの高さを実感できる即戦力を備えたモデルです✨