Diezel / HERBERT MarkIII
180Wの大出力を誇るドイツが生んだモンスターアンプ!
モダンハイゲインアンプの最高峰の一柱に君臨する重戦車。
猛獣のように襲いかかる重低音激歪みがこのアンプの魅力ですが、フェンダー系を意識したブライトで艶やかなクリーンサウンド、クランチからリードサウンドまでメイク可能な計3チャンネルを備えたオールマイティーなアンプです。
大地を揺らすようなハイゲインなメタルサウンドに心を掴まれる方がほとんどかと思いますが、180Wのハイパワーからくるヘッドルームの広さの恩恵か、かなりボリュームを上げても飽和せず、クリアーかつハリのあるクリーンが素晴らしい!独立3チャンネルになっており、チャンネル2は+/-のトグルスイッチでゲイン量を設定できクラシカルなチューブドライブから、ハードロック、ヘヴィメタルの黄金期を彩ったすスタックハイゲインサウンドを再現。ジャズやブルース等からモダンラウドミュージックまで一台でこなせます。
別売りのフットスイッチでチャンネル切替(チャンネル2のゲイン切り替えを含む)、スイッチャブルループのON/OFF、ミッドカットのON/OFF、マスターボリュームの選択、ミュートのON/OFFがコントロール可能。
スイッチャブルループにはお好みの歪みやプリアンプを接続することで、1チャンネル増設するといった使い方ができます。
また、重低音といえどもかなりガッツのあるミドルを出してくれるのがこのアンプ。かなり気持ち良いのですが、場合によってはボーカルをかき消してしまうことも。
そんなときに重宝するのが、ミッドカット。ドンシャリになり過ぎず、絶妙な具合で余分なミドルをカットしてくれる優れもの。
メタル界のレジェンド、メタリカ、日本では横山建氏を中心にハードコア勢に愛されておりますが、巨匠、今剛氏も使用していたとか。その懐の広さが伺えますね。
クオリティの高いアンプモデリングが登場し、高性能、持ち運びしやすく、便利なプリセッサーが流行っている昨今ですが、デジタルでは感じられないピッキングに対するレスポンス、音圧感が実機にはあります。
多彩なジャンルを弾きこなしたいという皆様にも、ハイゲインアンプを愛する皆様、一度試されてみてはいかがでしょうか。