ロックハウスイケベ池袋ギター担当/江原（えはら）です
今回紹介するのはYAMAHA PACIFICA612VIIFM(TBL)です。

実はギターを始める時に買った1本目は同シリーズのPACIFICA112Vでした。その後はLPタイプのギターばかり弾くようになりましたが弊社に入社後、初めてPACIFICA600シリーズを触ったところえらく感動し勢いに任せて購入したという大変思い入れのあるモデルです。

その昔、スタジオミュージシャン等のバリバリにギターを弾く職人向けな感じでアメリカで開発されたモデルですが現在では初心者から上級者まで幅広いギタリストに好まれるギターとなっています。ピックアップにはSeymour Duncan製がSSHの配列で3発、バランス良く癖の無い組み合わせです。トーンはプッシュ/プルポットになっており引き上げた時はブリッジPUがコイルタップされます。ブリッジにはWilkinson製「VS50-6」が、ペグにはGrover製ロックチューナーを搭載しておりチューニングの安定性、アーミングの滑らかさは抜群です。そして何よりも驚くべき点はこれほどに豪華仕様なのに税込7万円台という価格設定です。エントリークラスのギターから見ると高額ですがスペックから考えれば非常にコストパフォーマンスに優れております。SSHのSTタイプはメインギターとしてはもちろん、サブギターとしてもサウンドメイクの幅が広く便利な1本です。また上述の通りロックチューナー搭載なので弦交換等のメンテナンスに手を煩わす事が少ないのも良い点です。

たった一つの弱点としてはGrover製ロックチューナーの仕様として、ポストへの巻き付け方を誤ってしまうと弦が切れやすくなってしまう点です。これは私が買って初めて弦交換した時に間違えた巻き方をしてチョーキング1発で張りたての弦が切れてしまった苦い思い出があります・・・店頭でご購入のお客様には正しい弦の巻き方をご案内しますのでお気軽に申し付け下さい。もちろんYAMAHA様メーカーページにも弦交換のご案内がありますので参考に頂ければと存じます。

10年少々ギターを弾いていますが常に使って、手元にあったのはPACIFICAでした。皆様も是非ともお試し下さい。

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