■Electro Harmonix POWER TANK

※アンプステーション扱い

登録ブランド名は「Electro Harmonix」ですが、所謂「エレハモ」社製ではありません。
紛らわしいのですが、エレハモの旧代理店「日本エレクトロハーモニックス」社のオリジナル商品です。
(他にはAMP HEAD CASEもありますね)
代理店時に(恐らく)承認を取った製品なので、現在もこのブランド名を冠しています。

ノイズの発生する確率が低い仕様の1つ「充電式」の認知を広めた名脇役の1台です。

ノイズは何故発生するのか、、を説明しだすとキリがないので、充電式のメリットだけ補足致します。


電気は交流と直流に分かれていて、ギターアンプなどの「コンセントから取る電源」が交流(AC)です。
日本だと「国内各地の1日24時間における平均値からの一般的指針としておよそ100V」ですね。

その交流からAC-DCコンバーターで直流(DC)へ変換し、各業界の機器に必要なヴォルテージへ調整したものがDCアダプターです。
ACをリアタイでDC変換する際に処理が間に合わず紛れてしまうのがノイズになると言う感じです。

そこでこの「充電式」

充電を行った後に使うのが一般的な為、リアタイでコンバートさせる際のノイズがそもそも発生しません。これは電池と同様です。

ノイズと言う「汚れ」がそもそも機材に入らないので、ペダルで組み上げたサウンドの全体像が明瞭になります。

余談ですが過去に「サンヨー」と言う家電メーカーが出した充電式電池「エネループ」のシリーズに楽器用パワーサプライがありました。
同じ理屈でノイズレスを打ち出していましたが、そこはさすがは家電メーカー、しっかり「省エネ設計」だった為、全然パワーがありませんでしたね。使うと音にガッツがない。

こちらのPOWER TANKは、メタルを聴きながらちゃんといたずらに歳を食ったギターキッズが考案したパワーサプライ、音にガッツがあります。
机上ではなく、板の上で得て来た経験値でねられたモノですね。

中々ロングセラーになっている良質なモデルではありますので、ご存知では無い方はあらためましてお見知りおきを。


(※尚、レギュレートされていませんので、組み合わせによってはノイズ発生する場合がございます。)

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