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A-149-4 Quad Random Voltage Source はトリガー入力ごとに選択された条件を満たす4つのランダム電圧を生成するモジュールです。



■条件を選択するマニュアル・コントロール

●Oct. Range（Octave Range）ノブ : このパラメータはランダム電圧がカバーするオクターブ数を設定します（0～+5V、ノブをを完全に半時計方向に設定すると 0V だけが生成されます。）

●Grid ボタン（点灯する6つのラジオボタン） : このパラメータはランダム電圧のグリッド・モードを6種類の中から1つ設定します。
・Oct.（Octaves）: オクターブ
・Quint（Octaves + Quint）: オクターブ + 5度
・Chords : メジャーまたはマイナー・コード
・Scale : メジャーまたはマイナー・スケール
・Semi（Semitones）: 半音
・Cont.（Continuous）: クォンタイズされていない無段階の電圧

●Minor / Major（点灯する2つのラジオボタン） : このパラメータは Chord または Scale モードの場合、マイナーまたはメジャー・スケールに設定します。他のすべてのグリッド・モードでは、このパラメータは無効です。

●+6 / +7（点灯する2つのボタン） : このパラメータは 6度または7度の音程を追加するかを設定します。グリッド・モードで Oct.、Quint、Chord、Scale のいずれかを選択した場合にのみ有効です。



出力電圧は 1V/Oct 規格（すなわち半音ごとに1/12Vの電圧差）に追従しますが、Continuous モードは例外です。このモードの電圧は完全にランダムであり、1V/Oct に追従しません。（1/12V の倍数ではありません。）

対応するトリガー入力（Trig. In 1～4）に入力された信号の立ち上がりエッジのトリガーで、出力（CV Out 1～4）の新しいランダム電圧が生成されます。Trig. In は1～4まで上から順番に内部接続されています。トリガーレベルの最小値は+2.5V、最大値は+12Vです。



■使用例

・ランダム・ポリフォニック・パッチの構築（ポリフォニック・モジュール A-111-4， A-105-4， A-132-8， A-141-4 およびトリガー・ソースとして A-157， ポリフォニック構造のトランスポジションとして A-173-1/2 などを組み合わせて使用）
・複数のランダム電圧を必要とする用途に
・高いフリーケンシーのトリガー信号を入力した場合、4つのデジタル擬似ノイズ信号を生成可能



●幅
4HP

●奥行き
50mm

●消費電流
+12V : 50mA
-12V : 10mA