テイラーが提案するアコーステックギターの新たな可能性。
斬新なブレーシングパターンを用いたV-Class
今や世界で多くのシェアを誇るメーカーになったTaylor。そのTaylorのフラッグシップモデルモデルとして製作されているのがこの800シリーズ。
テイラーの上位シリーズの800シリーズは、シトカスプルースのトップ、インディアン・ローズウッドのサイド&バックと、アコースティックギターでは定番のウッドマテリアルですが、選び抜かれた上質な素材が採用されております。
グランド オーディトリウム カッタウェイ シェイプの814ceはサウンドレスポンスの良さ、クリアーな音の輪郭、豊かな音量と低音域が特徴的なモデルです。
そしてブレーシングにはV-Classブレーシングが施されており、極薄の塗装と相まって広いレンジでバランスの良い鳴りとクリアーで芳醇なサウンドを持つモデルです。
V-Classブレーシングは2018Winter NAMMにて発表されたブレーシングで、テイラーの若きマスタービルダー・アンディ・パワーズによって新たに開発されたまったく新たしいブレーシングパターンです。アコースティックギターでは長く定番とも言えたXブレーシングがありますが、他のテイラーギターを含めて現在でも多くのギターに採用されておりますが、新たなV-Classブレーシングは現代の音楽シーンに合うよう、より豊かな音量と長いサスティーンは奏でます。
構造的には、トップ材の動きを見極めて弦振動がロス無くトップ材全体に伝わり、より振動させるように考えられた設計となっており、それにより音量やサスティーンの向上と共に、イントネーションの正確さをも持つブレーシングパターンとなっております。 トップの強度を保つという基本的な性能を保持しつつ、より豊かでクリアー、そして繊細なピッキングニュアンスにも反応するセンシビティをも兼ね備えています。
ネックはトロピカルマホガニとエボニーで構成されています。このエボニーはテイラー社では煙の様な模様からスモーキーエボニーという名で使用しており、エボニーと言えば黒檀というくらい真っ黒な木材が珍重されて使用されており、それ以外のまだら模様の部分は廃材にされてきました。しかし木材の強度やサウンド面では問題無く、テイラーはそのそういった木材を積極的に使用しております。
そして、ネックグリップは程よい三角のソフトVの様な形状で、自然と手に馴染む形状はスタイルを選ばず心地良い演奏感を感じられます。ネックは木材に対する姿勢と演奏者への配慮が合わさった、テイラー社らしいぶ一面を感じられる部分です。
また、他の仕様の部分では演奏性も高めるエルボー部のカットや指板のインレイ・ボディーのパーフリングの施されたアヴァロンの装飾等、温かみのあるウッディーな雰囲気と合わさり上品なルックスにデザインされています。
ピックアップ・システムにはExpression System II(エクスプレッション・システム II)を搭載しております。
ES2のピエゾはサドルの下ではなく、サドルの側面に接する構造となっており、コンプレッション感の無いよりクリアーなサウンドになっております。また、それによりボディ全体の振動もしっかりとアウトプットすることが出来ます。
演奏性の高いボディーシェイプとテイラー社独自の技術を集約させたこのモデル、新しいV-Classブレーシングからのより繊細なサウンドが合わさり、演奏者に新しい扉と可能性を提示来てくれます。
Shape: Grand Auditorium
Body Top: Sitka Spruce
Bracing : V Class with Relief Rout
Body Back&Side: Indian Rosewood
Neck: Tropical Mahogany
Fretboard:Ebony
Finish(Body): Gloss 3.5mil
Electronics: Expression System 2 (ES2)
Scale: 25 1/2
ハードケース付き