1958年に登場以来、ギブソンのみならずセミアコースティックギターの代表格として君臨するES-335TD。幅広い用途に対応しうる使いやすいサウンドが魅力のモデルです。
この時期のサンバースト系のカラーは出荷数も多く、高い人気であったことが伺えます。ピックアップコイルタップスイッチ搭載のES-335は1970年代後半に登場します。
【ボディ】
全体重量は約3.8kg。ボディ材はメイプルのセミホロー構造。2トーンにグラデーションするタバコサンバーストカラーが渋い1本です。オリジナルのストップテールピース仕様にコイルタップスイッチが特徴的です。少々のウェザーチェック、ボディバックのベルトバックル跡が少々、打痕、ピックアップリングの経年変化、金属パーツのくすみはみられますが、塗装の艶も良好で比較的きれいなコンディションといえるでしょう。
【ネック】
ネック材はメイプル。フィンガーボード材はローズウッド。ウェザーチェック、ヘッドトップのすり傷、ネック裏の使用による塗装剥げ等はみられますが、ボディ同様比較的きれいなコンディションといえるでしょう。チューナーはオリジナルのクルーソンデラックスから「Grover 102」チューナーに交換済み。巻き具合の固さに少々のバラつきはみれますがしっかりと機能します。フレット/ナットはいちど交換されているようで、減りもそれほどなくプレイアビリティは良好です。ナット幅43.0mm。比較的しっかりとしたネックシェイプといえるでしょう。
【電装系】
コントロールはオーソドックスなES-335スタイルにコイルタップスイッチを追加した【2wayピックアップコイルタップスイッチ/3wayピックアップセレクター/2ボリューム/2トーン】。4芯仕様の「Super Humbucker」との組み合わせでシングルコイル/ハムバッキング2つのモード選択が可能です。ボディ鳴りも豊かで、シングルコイルモードも便利ですが、ハムバッキングモード時のフロント/リア両ポジションともにクリアーで安定感のあるトーンが魅力です。
付属品:ノンオリジナルハードケース
Weight:4.0kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple 1 piece/Laminate Maple/Laminate Maple 1 piece
Neck Material/Scale length:Maple 3 piece w/volute/624mm(24-3/4inch)
Bridge/Tail:Schaller BR-030 Modern Tune-O-Matic Nashville Style, chrome/Gibson Stop tailpiece, chrome
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood w/Single piy binding/Pearloid Block/304.8mm(12inch)
Nut Width/Fret Size(Width):43.0mm(replaced)/2.3mm(replaced),22 Fret
Neck Thickness(1F/7F/12F):20.1mm/23.0mm/24.8mm
Pickup(Neck/Bridge):Gibson Super Humbucker, chrome Cover(5.4kΩ/7.6kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
-------Heartman Vintage Guitarsは池部楽器店のヴィンテージ・ギター&ベースの専門店です-------