1959年から発売されたES-330T。ボディシェイプはES-335TDと同様、センターブロックのないホロー構造のダブルカッタウェイボディに16フレットジョイントのセットネックが特徴です。P-90ピックアップ2基のバージョンに加え、初期には1ピックアップバージョンも1962年までラインナップされていました。
今回入荷はシリアルナンバーより1961年頃の出荷と判断しております。消耗パーツの交換が進んだプレイヤーズコンディションの1本です。
【ボディ】
全体重量は約2.5kg。ボディ材はメイプルのホロー構造。ES-335TDに代表されるギブソンシンボディおなじみのボディシェイプは、渋いサンバーストカラーで仕上がっております。左側fホール下部に経年による少々の割れがみられますが当店にて補修しております。全体的にウェザーチェック、トップコートの焼け部分、打痕等使用感、パーツのくすみはみられますが、年式を考えると比較的きれいなコンディションといえるでしょう。ブリッジはおよびサムナットは後年のギブソン製、その他スイッチノブが交換されています。
【ネック】
ネック材は1ピースマホガニー。フィンガーボード材は言わずもがな素晴らしいローズウッド。ヘッドまわりの打痕、ネック裏のウェザーチェックがみられ、ヴィンテージギターらしい雰囲気のあるコンディションといえるでしょう。チューナーは、5弦、3弦用のツマミに曲がりと、巻き具合の固さにバラつきはみられますが、しっかりと機能しております。フレットはいちどすり合わせ調整済みで、プレイアビリティは良好です。ナット幅43.5mm。この時期独特の、すっきりとしたネックシェイプが特徴です。
【電装系】
コントロールはオーソドックスな【3wayピックアップセレクター/2ボリューム/2トーン】。POTは交換済みです。ピックアップは当時のP-90をそのままキープ。楽器自体の音量も大きく、プラグインサウンドでは豊かなレスポンスと倍音感、太く芳醇なトーンがお楽しみいただけます。
付属品:傷みはありますがブラウンチップボードケース
Weight:2.5kg
Body Material(Top/Rim/Back):Laminate Maple 1 piece/Laminate Maple/Laminate Maple 1 piece
Neck Material/Scale length:Mahogany 1 piece/624mm(24-3/4inch)
Bridge/Tail:Gibson ABR-1, Chrome(replaced)/Trapeze Tailpiece, Nickel
Fingerboard/Fret Marker/Radius:Rosewood w/Single piy binding/Pearloid dot/254.0mm(10inch)
Nut Width/Fret Size(Width):43.5mm/2.6mm, 22 Fret
Neck Thickness(1F/7F/12F):20.0mm/21.1mm/22.4mm
Capacitor:Sprague Black Beauty .022μF 400VDC
Pickup(Neck/Bridge):Gibson P-90 Single Coil Dog Ear(8.0kΩ/8.5kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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