百瀬恭夫氏の意思を伝承されるシリーズ
LEGACY(継承)シリーズ
トラディショナルなモデルからエキゾチックでモダンなモデルまで幅広く製作をしており、高い技術で人気のHeadway(ヘッドウェイ)。そのヘッドウェイにてマスタービルダーの百瀬氏の下で10年のキャリアを積んだ、数人少数精鋭のスタッフで構成される飛鳥チームビルド(Aska Team Build)。飛鳥チームビルドではレギュラーモデルでは通常使用されない希少な木材や、高い技術が必要になる加工やデザインが取り入れられ、サウンドは勿論見た目にもこだわり抜いた仕様にて製作がされております。
こちらのモデルは2024年に他界された百瀬恭夫氏の思想や技術を集結させたLEGACYシリーズです。45年を超える歴史を重ねたHeadwayのフラグシップモデルをベースに長く演奏できる「育てるギター」として特別な想いを馳せて製作されています。
ボディはトップ材にセレクテットシトカスプルース、サイドバック材にはインディアンローズウッドという王道の組み合わせの構成にて製作されております。ブレイシングには百瀬氏が新たなギターの製作を進める中でより良いサウンドと補強性のバランスを求めてマイナーチェンジを繰り返しながら追い求め、「理想形にもっとも近い」と口にしていたオリジナルブレイシング「LG-ARS(レガシー・アドバンスドリアシフト)ブレイシング」を採用し、特別なM’sスキャロップドというブレイシングの削り込みにて成形されています。ドレッドノートタイプの力強いサウンドとインディアンローズウッド広がりのあるサウンド、シトカスプルースの倍音感が合い合って、これまでのHeadwayサウンドを踏襲しつつも、繊細ながらパワフルで広がりのあるサウンドを奏でます。
ネックはアフリカンマホガニーとエボニー指板の構成になっており、ネック形状は百瀬氏が生前「ネックは太い方が耐久性があり、何より温かみのあるウッディーな出音がいい」と語っており、しっかりとした握り心地のネックを好んで製作されておりました。百瀬氏本人が実際に使用していた治具を使い、やや太めのV形状のネックで成形されており。ヴィンテージの様なフィーリングかつ芯のあるサウンドを奏でます。
デザイン的には百瀬氏は製作されていたトラディショナルな見た目の様なモデルながら、拘りや製作への思いそして歴史を感じられるモデルに仕上がっております。長年のノウハウと技術力が集結され、正にLEGACY(継承)という名がふさわしいモデルに仕上がっております。
Body Top:Selected Sitka Spruce
Body Side&Back:Indian Rosewood
Neck:African Mahogany
Fingerboard:Ebony
Nut:High Density Bone(水牛骨)
Saddle:High Density Bone(水牛骨)
Bridge:Ebony
Machineheads:GOTOH(R)SG301 AB01 GG
Fret:HHF-AG2S
Scale:645mm(25.4inch)
Neck Grip:MV Neck
Width at Nut:43mm
Bracing:LG-AS
Finish:Thin Urethane
ハードケース付属