ヘッドウェイのスタンダードシリーズの2025年の桜モデル
ヘッドウェイの桜材を使ったモデルは2014年に製作された一本のウクレレから始まりました。そして2024年に遂に10周年という節目を迎え、サウンドと見た目の両面から桜の魅力を伝えるというポリシーのもと、より美しく進化を続けています。
従来の輸入材とは木質もサウンドも異なる桜材、Headwayは長年のギター作りの知識と技をもって今日まで向き合いを続けています。こちらのモデルはボディサイド&バックには国産材「山桜」を使用しており、非常に硬質な特徴がありローミッドにピークを持ちつつも、桜材特有の甘いサウンドを奏でる桜と、シトカスプルースとの組み合わせは桜モデルでは王道の組み合わせです。ボディシェイプは定番のドレッドノートタイプと呼ばれるシェイプで、倍音豊かで力強いサウンドが持ち味で様々なスタイルや音楽ジャンルに合うオールランドなシェイプです。ブレーシングにはHeadwayマスタービルダーの百瀬恭夫が1934年製のビンテージギターのブレーシングを研究し、独自に発展させたブレーシングを継承しています。Xのクロス位置がサウンドホールに近いセミフォワードシフトで新品時より低音の反応がよく、ボリュームのある鳴りを持ちます。フォワードシフトよりも5mmほどブリッジ寄りになっていることにより、トップ板の安定性も考慮された設計が行われています。繊細なサウンドながら桜材と相まってバランス良く使い勝手のいい音色と鳴りを感じられます。
ネックはアフリカンマホガニーとリッチライト指板の組み合わせで、薄めのネックグリップは非常に高い演奏性でプレイヤーをサポートします。
カラーリングは桜の花弁をイメージした淡いピンクのパール塗装が施されており、角度によって表情を変える特殊な塗装です。装飾ではヘッドにはツバメが入れられており、指板インレイには桜の花びらが舞い落ちる様子をデザインし、風情を思わせるような可憐な仕上がりとなっています。
Headwayの長年のノウハウがあったからこそ実現したモデル。
伝統と革新の融合の1本。お見逃しなく!
Body Top:Sitka Spruce
Body Side&Back:Yamazakura
Neck:African Mahogany
Fingerboard:Richilite
Nut:Bone
Saddle:Bone
Bridge:Richilite
Machineheads:GOTOH(R) SG301 01 GG
Scale:645mm(25.4inch)
Width at Nut:43.0mm
Neck Grip:Slim U
Bracing:34 Semi-forward-shifted, Scalloped X Bracing
ハードケース付属