Diezel VH4 100W Head
Diezelアンプはドイツのハンドメイドメーカーです。オーナーでアンプビルダーのPeter Diezelさんが開発を手掛けています。
中でもVH4はDiezelアンプの初代アンプにしてロングセラー&フラッグシップモデルです。
元々のスタートは1980年代にJCM800ヘッドの改造から始まったといわれています。
ドイツ版Marshall Modという点ではBognerと共通点がありますね。
独立4チャンネルのプリアンプ構造でCH1はブライト感のある太めのクリーンサウンド、CH2は芯のあるクランチサウンド、CH3はミッドレンジの効いたオーバードライブ、CH4はろーエンドにパンチのあるハイゲインディストーション。と個性のあるサウンドが各チャンネルにインストールされているので4種類のギターアンプが入っているイメージです。
VH4がリリースされてから恐らく25年程度経っていると思いますが基本スペックはほとんど変わっていないので、発売当時に既に確立されていたというのがびっくりですね。
その中でもポイントなのがCH2。ひそかにPlexiの音が入っていると噂のチャンネルです。
かつて1968年製レイダウントランスの1959があったのですが、まさにその音がしたときは驚愕でしたね。
Diezelのフロアタイププリアンプ「VH4 Pedal」もPlexi系ドライブがするというのでプロギタリストの愛用者が多いのも納得です。
かつてメタリカやTOOL、smashing pumpkins等の使用で世界的なアンプメーカーとなり、ハイゲインアンプの代名詞にもなっているVH4ですが、実は「隠れプレキシ系アンプ」なのは密かな噂ですので主観がはいっていて個人差があるかと思います。
ルックスからして重鋼型なメタルなイメージのアンプではありますが、ヴィンテージテイストなサウンドにギャップ萌えすると思いますので是非お試しいただければ幸いです。
アンプステーション波多野