プレミアムベース大阪 小村 拓摩 のレビュー
プレミアムベース大阪、小村です。

最近、趣味の比重がGT7に傾き気味です。(マズいです、楽器弾かな…)
そんな訳で今、リアルで世界大会が行われてまして、中継をリアタイしました。

(見た人はに分かるネタでスイマセンが)マニファクチャラーカップ、ファイナルラップのヘアピン飛び込みとネイションズカップ、スプリント&本編ファイナルラップのスペイン勢激闘…あんなに見ていて昂ったのは本当に久々です。…凄いっすね、コレがeスポーツかぁ。
ただのゲームじゃない「戦い」と「スポーツマンシップ」が確かにそこにはありました。

ということで、この昂ぶりを保ったまま、日本の「クラフトマンシップ」溢れる逸品をご紹介します。
国産老舗アンプブランド、アルビットが手掛ける1台です。

真空管を使ったプリアンプ/DIや自社製フォトセルを用いた高品位コンプレッサーをはじめ、様々な商品を手掛ける当ブランド。
プロ/アマ問わず、多くのプレイヤーから支持されているのは周知の事と思います。
当店でも例に漏れず大人気となっていまして、コンプレッサーやプリアンプ…特に「A1FD」と「A1992 Pro」は大人気です。
今回ご紹介する1台は「アルビットの本気」が垣間見えるこだわりのラック型モデル「A-1 Inspire」です。
(もちろん、全モデル「本気」を前提としたっていう話ですよ!)

まず、このモデルの経緯ですが、それまではワンオフ製作品として展開されていたモデルをブラッシュアップして「製品化」したモデルとなっています。
言わばカタログ外の幻のモデル、っていう感じですかね~。
「製品化」とは言いますが、製品化にあたって簡略化した部分は一切なく、配線は全てハンドワイヤリング、もちろん純国産で持てる技術がフルに投影されています。
なお、例に漏れず真空管入りです。(12AX7が3本、12AU7が1本。何れも自社製チューブチェッカーを用いた選定品です。)

それでは、コントロールに目を向けましょう。
まずINPUTジャックの隣には真空管コンプレッサーが。
こちらはノブで設定したレシオに対して、そのノブの右上にあるスイッチで効き具合を選べます。
このコンプはもちろんフォトセルを使用しています。

その隣はボリュームです。
ココは…言うなれば「GAIN」だと思ってもらうと調整しやすくなると思います。
この右上にPADスイッチがあることからもそれが伺えます。(違ったらスイマセン…)
そこから3バンドEQに向かっていき、BASSノブの右上にはGAIN BOOSTスイッチが搭載されています。

そして次のノブがキモ…アルビット独自のコントロール「CROSS」です。
これはTREBLEとBASSの交差するポイントを移動させるコントロールとなっています。
これを左に回すと交差ポイントがロー側に寄り、右に回すと交差ポイントがハイ側に寄ります。
(面白いもんで、MIDフリーケンシーともまた違うんです。このあたりは実際に触ってもらうのが一番分かりやすいと思います。)

そしてミュートスイッチがあり、MASTER、バランスアウト用の位相切り替えスイッチとBALANCE VOL.っていうのが筐体前面のコントロールです。

そして背面は割りとシンプル。
DCジャックとXLR端子&フォン端子のBALANCE OUT(XLR側はグランドリフトスイッチ付)。
通常のアウトプットとして機能するUNBALANCE OUTと、INPUT→TUBE COMP部分だけの信号が出力されるTUBE COMP OUT(実質THRU OUT)となっています。

意外と難しいツマミは無く、結構直感的に触れる仕様となってますね。
各コントロールの変化もしっかりしてますし、エンジニア目線/ユーザー目線でも接続迷わないってのも嬉しいポイントでしょう。
ちなみにラックケースマウント用の「耳」も付属してます。



「ガチ」でありながらもどこか「カジュアルさ」を残している本機。
色々触っているうちに…「Fuel your creative(あなたの創造力を刺激する)」と筐体に刻まれる通り、刺激されちゃったんでイジッてみた音を2つ載せてみます。(バリバリ膝映り込んでますがスイマセン…)

一方はまぁこんな感じでしょうっていう「ザ・音」を自分なりに。
もう一方は…まぁ俺なんでこういう音作っちゃうよね~っていう「ダーティートーン」。

こういう振り幅の広さもイケるってのも良いなぁ。
歪ませるのはもちろん、普通の音でもやっぱちゃんと真空管の音しともんなぁ~。


今回は試奏アンプのリターン挿しでやりましたが…コレでガチパワーアンプ用意したらもっとすごい音なんやろな~。
GRのアレとか繋いでみたいし…FRYETTEとかもアリかな?


こだわりが故、作るのも大変だそうで、即納可能って結構貴重だったり。
是非、皆さんも試してみて下さい。
あ、都内の方はベーコレに置いてますんで~。
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小村 拓摩

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プレミアムベース大阪、小村です。

最近、趣味の比重がGT7に傾き気味です。(マズいです、楽器弾かな…)
そんな訳で今、リアルで世界大会が行われてまして、中継をリアタイしました。

(見た人はに分かるネタでスイマセンが)マニファクチャラーカップ、ファイナルラップのヘアピン飛び込みとネイションズカップ、スプリント&本編ファイナルラップのスペイン勢激闘…あんなに見ていて昂ったのは本当に久々です。…凄いっすね、コレがeスポーツかぁ。
ただのゲームじゃない「戦い」と「スポーツマンシップ」が確かにそこにはありました。

ということで、この昂ぶりを保ったまま、日本の「クラフトマンシップ」溢れる逸品をご紹介します。
国産老舗アンプブランド、アルビットが手掛ける1台です。

真空管を使ったプリアンプ/DIや自社製フォトセルを用いた高品位コンプレッサーをはじめ、様々な商品を手掛ける当ブランド。
プロ/アマ問わず、多くのプレイヤーから支持されているのは周知の事と思います。
当店でも例に漏れず大人気となっていまして、コンプレッサーやプリアンプ…特に「A1FD」と「A1992 Pro」は大人気です。
今回ご紹介する1台は「アルビットの本気」が垣間見えるこだわりのラック型モデル「A-1 Inspire」です。
(もちろん、全モデル「本気」を前提としたっていう話ですよ!)

まず、このモデルの経緯ですが、それまではワンオフ製作品として展開されていたモデルをブラッシュアップして「製品化」したモデルとなっています。
言わばカタログ外の幻のモデル、っていう感じですかね~。
「製品化」とは言いますが、製品化にあたって簡略化した部分は一切なく、配線は全てハンドワイヤリング、もちろん純国産で持てる技術がフルに投影されています。
なお、例に漏れず真空管入りです。(12AX7が3本、12AU7が1本。何れも自社製チューブチェッカーを用いた選定品です。)

それでは、コントロールに目を向けましょう。
まずINPUTジャックの隣には真空管コンプレッサーが。
こちらはノブで設定したレシオに対して、そのノブの右上にあるスイッチで効き具合を選べます。
このコンプはもちろんフォトセルを使用しています。

その隣はボリュームです。
ココは…言うなれば「GAIN」だと思ってもらうと調整しやすくなると思います。
この右上にPADスイッチがあることからもそれが伺えます。(違ったらスイマセン…)
そこから3バンドEQに向かっていき、BASSノブの右上にはGAIN BOOSTスイッチが搭載されています。

そして次のノブがキモ…アルビット独自のコントロール「CROSS」です。
これはTREBLEとBASSの交差するポイントを移動させるコントロールとなっています。
これを左に回すと交差ポイントがロー側に寄り、右に回すと交差ポイントがハイ側に寄ります。
(面白いもんで、MIDフリーケンシーともまた違うんです。このあたりは実際に触ってもらうのが一番分かりやすいと思います。)

そしてミュートスイッチがあり、MASTER、バランスアウト用の位相切り替えスイッチとBALANCE VOL.っていうのが筐体前面のコントロールです。

そして背面は割りとシンプル。
DCジャックとXLR端子&フォン端子のBALANCE OUT(XLR側はグランドリフトスイッチ付)。
通常のアウトプットとして機能するUNBALANCE OUTと、INPUT→TUBE COMP部分だけの信号が出力されるTUBE COMP OUT(実質THRU OUT)となっています。

意外と難しいツマミは無く、結構直感的に触れる仕様となってますね。
各コントロールの変化もしっかりしてますし、エンジニア目線/ユーザー目線でも接続迷わないってのも嬉しいポイントでしょう。
ちなみにラックケースマウント用の「耳」も付属してます。



「ガチ」でありながらもどこか「カジュアルさ」を残している本機。
色々触っているうちに…「Fuel your creative(あなたの創造力を刺激する)」と筐体に刻まれる通り、刺激されちゃったんでイジッてみた音を2つ載せてみます。(バリバリ膝映り込んでますがスイマセン…)

一方はまぁこんな感じでしょうっていう「ザ・音」を自分なりに。
もう一方は…まぁ俺なんでこういう音作っちゃうよね~っていう「ダーティートーン」。

こういう振り幅の広さもイケるってのも良いなぁ。
歪ませるのはもちろん、普通の音でもやっぱちゃんと真空管の音しともんなぁ~。


今回は試奏アンプのリターン挿しでやりましたが…コレでガチパワーアンプ用意したらもっとすごい音なんやろな~。
GRのアレとか繋いでみたいし…FRYETTEとかもアリかな?


こだわりが故、作るのも大変だそうで、即納可能って結構貴重だったり。
是非、皆さんも試してみて下さい。
あ、都内の方はベーコレに置いてますんで~。

プレミアムベース大阪 小村 拓摩 のレビュー 2025/06/09

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