今回は "ディバイザー大商談会2025" にて獲得した選定品『MT-HOLLOW-SAKURA Maestro/J』のご紹介です。
こちらは Momose 製品の20,000本目を記念して製作された3モデルの中の一本、シリアルナンバー "#19999" の個体です🌸
極上の木材、美しいカラーリング、精密なインレイワーク。すべてが製作本数 "20,000本" を祝するのにふさわしい仕上がりをしています…✨
抜かりなく仕上げられたこちらのモデルを、細かなところまでじっくりと見ていきたいと思います。
まずボディの木材は、トップに豪快な杢目の入った "桜材" 、バックには満遍なくきめ細かな杢目が入った1ピースの "トチ材" を使用しています。
ボディ全面に杢目が入っているのでどこを切り取っても本当に美しいですが、特にバックは1ピースなので継ぎ目がないので側面はどの角度から見ても素晴らしいルックスをしています✨
(ちなみに個人的には Fホール から見える無塗装のフレイム杢がとても魅力的です👀)
そしてネック&指板材とピックガードには、贅沢に "ハカランダ" を使用しています。
ネック全体がハカランダというだけでもとんでもない仕様ですが、さらにピックガードまでハカランダを使用するという贅沢を極めた仕様… 一本限りで同じモデルが複数存在しないので、細かな部分までこだわりを尽くして製作されています💪
本当にウッドマテリアルだけでもこんなに豪華なギターを見れることは滅多にありません…「これはよく製作することができたなぁ…」と驚きのスペックです👀✨
カラーリングには桜モデルならではの塗装 "サクラ・グラデーション" を施しています。
しかしこちらは一本のみ製作という事もあって通常のグラデーションとは異なり、縦か横のグラデーションではなく斜めに色が変化するようにグラデーションがかけられています。
ホログラフィック塗装の桜を起点にグラデーションが広がっているので、深紅色の中にさり気なく添えられた桜のホログラフィックにも自然と目が行く仕上がりをしています🌸
そしてインレイには桜はもちろん、今年の干支の蛇を元に、古代から幸運を呼ぶ存在として扱われる "白蛇" をヘッド、指板、ボディバックに取り入れています。
日本でも神様の化身や使いと呼ばれていて、蛇の存在も脱皮をすることから "無限の再生、進化" や "永遠の繁栄" を意味するなど、様々な意味で伝統的な和の要素を持ち合わせています。
特にいちばん大きな指板のインレイは、桜の枝に鎮座する白蛇が指板に大きく入れられているので、遠目から見ても神秘的な一本に仕上がっています🐍✨
ヘッドのトライバルデザインのようなアレンジが入った白蛇、ボディバックにたたずむように入れられた白蛇も、それぞれで異なる雰囲気を放っていて、同じ白蛇ながらも各々で職人のセンスが光る一本に仕上げられています👀
ディバイザーの顔とも呼べる "桜ギター" に贅沢の限りを尽くして多くの思いが込められた、この世に二つと無い限定製作モデル！
職人が腕に縒りをかけて製作された、まさしく "豪華爛漫" と呼ぶにふさわしい一本です✨