カリフォルニアを拠点にカスタムギターの製作を手掛けるLsL Instruments。
セッション系のプレイヤーを中心にYouTube等で海外のプレイヤーが使用しているのをご覧になられた方も多いのではないでしょうか。
当店大阪プレミアムアンプでは、そんなLsLからリリースされたエフェクター5機種を取り扱い中です!!
BOSSよりも1回り小ぶりなボディーサイズに、ひと目でブランドを認識できるユニークなデザイン性。ギターメーカーの作るペダルでいうとSuhrもそうですが、うどん屋さんの作る天ぷらが美味しいように、ギターを知り尽くしたブランドが作るペダルならではの感性や音作りが光っています。今回はその中から私イチオシの「Vital DS」のご紹介です!!
Vital DSは、ボリューム・ゲインに3バンドEQを搭載したディストーションペダル。BOSS DS-1の風味を感じるバキッとしたtheディストーションなキャラクターですが、重心はちょっと低くミドルにフォーカスしたチューニングです。3つのEQもしっかり効きますが、このペダルが担う帯域がしっかり提示されており音がブレません。ピンポイントにフォーカスされた美味しい中域が肝で、ザクザクしたメタリーなプレイよりもロングトーンによるエモーショナルなリードプレイが引き出されます。程よい音抜けと心地よいサスティーンにはある意味RATを思い起こされる部分もあり、全体としてかなりクラシックなペダルディストーションのサウンドデザインとなっています。ハードロック/フュージョンのようなギターのミドルで完成されるプレイはもちろん、リード・ソロ用のペダルをお探しの方にもオススメです。
ワイドレンジの歪みやライン出力機器の台頭にエフェクターらしいディストーションの勢いは日陰になりがちですが、アメリカのギターマイスター達がこのペダルを作っていると思うと嬉しい気持ちになります。技術の発展はオールインワンを達成し、一つの機材に多くを求めることがスタンダードになってきましたが、店頭のお客様と接しているとそれ故に迷われている方が多い印象です。それに対してVital DSに出せる音は、midの効いたディストーションのみ。弾けば絶対に伝わるサウンド・コンセプトでアンプにはアンプの、エフェクターにはエフェクターの役目があることを教えてくれます。ぜひこのペダルに「カッコいいディストーション」のイメージだけを託してオンにしてみて下さい。必ず応えてRockしてくれます!!!