■Crazy Tube Circuits

Motherload


「名機 Proco RAT と EH BIG MUFF のレガシーなサウンドをトグルスイッチで切り替え可能な、2つの異なる完全アナログ回路から構成されるファズ・ディストーションペダルです。」

と言う様に説明されています。これは日本の代理店が制作した公式キャプションになります。


●Rモード
元々RATにはFILTERと言うトーン回路のツマミがありますが、「LINK EQ」をオフの状態では「トーン回路を外したRAT」と言うイメージのサウンドです。
FILTERが掛かっていない為、ローエンドもやや肉厚感があってLAメタル感のある明るいディストーションサウンドです。

●Mモード
上記Rモードと同様にBig Muffからトーン回路を外した様なイメージのサウンド。上から下までまっ平なマフトーンと言いますか、チープで格好いいぶっきらぼうなサウンドと言う所感です。

●LINK EQ
3つのツマミによるイコライジング機能になります。TONEは時計回りに明るくなっていく一般的なトーン機能。VOICEは、聴感上ではハイミッドにピークを置いたパラメトリックEQコントロールかなと。時計回り中高域にヴォリューム感が出る印象です。FILTERは時計回りにゼロポジでレンジ全開、回していくとフィルターがかかっていき、ハイが閉じて行く効果です。


このLINK EQをミックスする事で、計4つのディストーションサウンドが得られる様になります。RモードはよりRATっぽくも、RAT2っぽくも寄せられる様になります。Mモードでは、時期や生産国などで沢山のバリエーションがあるBig Muffのそれぞれの個性に自身の耳で寄せていける調整幅がLINK EQと咀嚼すれば、「トーン回路を分けると言うコンセプト」は非常に魅力的なのではと思います。
そして有難いのがノイズが少ない事。これはなによりです。


何卒。



※この記事はエフェクターへの電源はプロヴィデンスのAC100V入力固定式 DC9Vアダプター、アンプは「BE-100 & 1960BV」のクリーンチャンネルでデカい音で鳴らした後に書いています。シチュエーション的なご参考まで。

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