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馬場
アコースティックステーションリボレ秋葉原
12弦といえばGuild!という程に代名詞かつフラッグシップなのがGuild F-512。とりわけスティービーレイボーンがMTVアンプラグドで使用したのがギターファンに強烈な印象をあたえました。当時の型番はJF65-12(のはず・・・違っていたらすみません)でメイプルサイドバックモデルを使用しておりました。12弦でギターソロを弾く姿は「まじかよ」って感じですね。近年まではサイドバックの木材違いで型番が異なり、メイプルがF-412・ローズウッドがF-512でしたが、現在はF-512で統一して、メイプルは「MAPLE」表記で仕様違いを分けてます。ギルドはギターメーカーの中でも稀有なブランドで、様々な親会社を渡り歩いてます。特にFenderが親会社の時にギブソン社でも腕を振るっていたマスタールシアーのレン・ファーガソン氏を迎え入れており、Fenderの製産体制ノウハウとレン・ファーガソンのギブソンDNAが注入されたのです。因みに、一時だけレン・ファーガソンがトップのFender Acoustic CustomShopも立ち上がったりもしました。その後、Fender社からガットギターを主に製造している現在のCordoba社に移行。Cordoba社はクラシックギターやフラメンコギターを主に製造しているメーカーで、クラシックギターのノウハウがGuildブランドに注入されました。Fender社製のより更に生鳴りが豊かになった印象ですが、特にネックグリップ形状が大きく変わったと思います。個体の誤差は多少ありますが、Fender社製はどちらかというと台形に近い形で無骨なネックグリップでしたが、Cordoba社はスッキリとしたUネックで更に快適なグリップ感を感じられます。つまり、現行のGUILD F-512EはGibsonのヴィンテージ感とFender社の高い製産性、Cordoba社のクラシックギターの生鳴りのノウハウが入っているという事です。
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