1977年にカタログに初登場するヤマハのセミ・アコースティックモデル「SA」シリーズ。同期にはSCシリーズやSFシリーズ、ヤマハベースの看板モデルとなるBBシリーズなどがあります。
今回入荷は1983年頃の製造、カタログ再編後の最上位機種「SA-2500」です。
【ボディ】
全体重量約3.7kg。SA-2000Sと同様のトップ材に単板スプルースを採用したハイグレードモデルです。サイド/バックはラミネイト・メイプル、センターブロックはアルダー材となります。傷や打痕、金属パーツのダメージ、塗装面の白濁などが散見される他、アウトプットジャック付近に木部の割れが見られます。ネックヒール側のストラップピンは交換されております。
【ネック】
ネックはマホガニー1ピースのセットネック、エボニー指板仕様となります。ヘッドトップやネック裏なども白濁が進行しているものの、ネック裏の傷は小さなへこみが数か所程度で比較的コンディションは良好です。フレット、ナットの消耗はそれほどなく、ビビりや詰まりなどもございません。ナット幅約43.0mm、ネックエンドまで厚みは控えめですっきりとしたネックシェイプをしています。
【電装系】
コントロールはオーソドックスな【2ヴォリューム/2トーン/3wayピックアップセレクタースイッチ】、トーンPOTはPush/Pushにより動作するバイサウンドシステムが搭載されています。ピックアップはこの時期にフラグシップモデル向けに開発されるSPINEXマグネット・ピックアップを2基搭載。カツンと抜けの良いすっきりとしたクリーントーンの中にセミアコらしいふくよかさも備えており、バイサウンドとの組み合わせでよりシャープで繊細なサウンドに変化させることも可能です。
付属品:ソフトケース
Weight:3.7kg
Body Material(Top/Rim/Back):Spruce/Laminate Maple/Laminate Maple
Neck Material:Mahogany
Fingerboard: Ebony
Nut Width:43.0mm
Fret Width:2.7mm
Neck Thickness(1F/7F/12F):19.8mm/21.1mm/21.9mm
Pickup(Neck/Bridge):YAMAHA SPINEX Magnet Humbucker(8.5kΩ/8.3kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通しての計測となります
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