1958年に登場以来、ギブソンのみならずセミアコースティックギターの代表格として君臨するES-335TD。幅広い用途に対応しうる使いやすいサウンドが魅力のモデルです。

こちらは1979年より登場した『ES-335 Pro』。ES-335初期の仕様と同様にストップテールピースとドットポジションマークを採用、1981年に生産完了以降は「ES-335 Dot Reissue」に引き継がれてゆきます。

【ボディ】
全体重量は約3.4kg。おなじみのメイプル材を用いたセミホロー構造のボディに、鮮やかなチェリーカラーが美しいです。ウェザーチェック、少々の打痕やすりキズ、ベルトバックル跡、金属パーツのくすみはみられるものの、年式を考えるとかなりきれいなコンディションといえるでしょう。ボディ内モデルラベルはすでに剥がれて欠損しています。

【ネック】
幅広のヘッドシェイプにメイプル3ピースネックは同時期のES-335TDと同様のスペック。ネック裏のスタンド焼け、ヘッドまわりの細かな打痕はみられるものの、ボディ同様に比較的きれいなコンディションといえるでしょう。チューナーは巻き具合にそれほどバラつきもなく、しっかりと機能します。幅があり元々低めのフレットは少々の減りがみられますが、極端な音詰まり等の問題はなくプレイアビリティは良好です。ナット幅43.0mm。比較的すっきりとしたネックシェイプが特徴です。

【電装系】
コントロールはギブソン伝統のオーソドックスな【2ボリューム／2トーン／ピックアップセレクター】です。ピックアップはギブソンのハイパワーハムバッカー「Dirty Fingers（ダーティーフィンガーズ）」が2基、オリジナルスペックで搭載されております。POT、アウトプットジャックは交換済みとなります。伝統のギブソンハムバッカーらしいトーンはそのままに、太さのあるクリーントーンと、パワフルな心地よいオーバードライヴサウンドが魅力となっております。

付属ケース：国産ブラックハードケース