ブランド黎明期からオリジナルモデルを多数輩出し、特に1970年代後半頃からは積極的なモデル投入で数々の名器を生み出してきたヤマハ。今回入荷は1980年代に登場したエントリーモデル、「SS-300」です。

【ボディ】
全体重量は約3.5kg。軽量でコンパクトなボディはナトー材を採用しています。パーツ構成など基本的にはSTモデルを意識したようなスタイルですが、1960年代のヤマハSGを彷彿とさせる独特なボディシェイプが特徴的です。傷や打痕、金属パーツのくすみなど年式相応の使用感がございます。

【ネック】
ネック材はボディ同様ナトー、指板はローズウッド仕様となります。一部、チューナー裏のパネルが欠損しておりますが、現状で機能面に問題はございません。フレット／ナットには少々の減りが見られますが、極端な詰まりやビビりはなく演奏性は良好です。ナット幅約41.0mm。薄くすっきりとしたネックシェイプが特徴です。アームバーは欠品しております。

【電装系】
コントロールは【マスターヴォリューム／マスタートーン／5wayピックアップセレクタースイッチ】となります。ピックアップはオリジナルのシングルコイルが3基、ヤマハらしく少し大きいサイズの独自規格のものが搭載されています。全体的にシャッキリとした歯切れのよいトーンを持ち味としており、シャープなシングルコイルサウンドが楽しめます。

付属品：ソフトケース