1980年代初頭、日本製ギターを取り込む形で誕生したフェンダー・ジャパン。長らくフェンジャパの愛称で親しまれ、紆余曲折を経て現在でも日本製フェンダーは世界中で愛されています。

今回入荷はブランド最初期に生産されていた人気の「JV」シリアル、フジゲン製造期の「ST72-55」です。

【ボディ】
全体重量約3.35kg。3トーンサンバーストのボディは杢目の整ったセン材となります。全体的に傷や打痕、その他使用感や経年を感じさせますが、年式を考慮すればかなりキレイなコンディションをキープしています。アームバーは交換されています。

【ネック】
1ピースメイプルネックにローズウッド指板の構成です。ラージヘッド、2ストリング・ガイド、3ボルトジョイントと基本的な部分は1972年の仕様を網羅しています。チューナーの巻きの硬さは少々バラつきがありますが機能に問題はございません。ナットは当店で交換済、フレットにはやや減りが見られますがプレイアビリティは良好です。ナット幅約42.2mm、薄すぎず程よい厚みのネックシェイプが特徴です。

【電装系】
コントロールはオーソドックスな1ヴォリューム／2トーン、ピックアップセレクターは5wayです。ピックアップこそUSA製ではありませんが、パリっとトレブリーなブリッジポジションからコンプレッション感のあるネックポジションまで、ストラトらしいトーンが楽しめます。

付属品：ソフトケース