P.R.S.が世に放つ極上のボルトオンモデル！国内でも入荷稀少だったDC3の中古品が入荷！

現在CEは現行のS2/CEラインとして復活しておりますのでピンと来ない方もいらっしゃるかもしれませんが、2008年CEシリーズの廃盤以降、生産されることのなかったボルトオン・ネック仕様として2011年より数年間ラインナップされていたDC3です。

セットネックとは一味違った、歯切れの良いアタック感を持つボルトオン・ネック仕様となっており、且つてラインナップされていたEGの様なSTをモダンにしたオリジナルのボディシェイプに513(現509)、305のオリジナルシングルコイルを3基マウントしたモデルです。DC3は、アルダーのフラットトップ・ボディーにロックメイプルの組み合わせ、ボディシェイプも以前のEGに近いスタイルとなっております。ピックガードマウントが採用された事により、カスタム等を見慣れている方には斬新なスタイルかと思います。フィニッシュは、PRSのフィニッシュの1つであるV12が採用されております。このフィニッシュは、「木材そのものの美しさ、自然な鳴り、感触をより際立たせる」と言う目的の為に長期間かけて開発され、今までに無い薄さと硬さを実現しております。ポール・リード・スミス氏曰く、「V12はちょうどアクリル・フィニッシュとニトロ・セルローズ・ラッカー・フィニッシュの中間にあり、独特のクラシカルな風格を持ち合わせている」との事です。

ネックシェイプはV12と同じく、当時新たに発表されたPattern　Regularが採用されております。80年代後半に作られた伝統的なPRSのネックに近いシェイプとなっており、実際に握ってみると、以前のスタンダード・シェイプのサイド部分が僅かに薄くなっている印象で、個人のお好みはございますが、スタンダード・シェイプからの持ち替えも違和感は無いかと思います。

ピックアップは513/305に採用されていたピックアップに、このモデル用のアレンジを施したDC3 Singlecoilが3基搭載されております。シングルコイルながらファットなサウンドキャラクターに仕上がっており、リアポジションでもサウンドの細さを感じる事はございません。

そして今回3シングルモデルを開発するにあたり、あらたに開発、生産されたスティール(鉄)製のイナーシャブロックを持つPRSトレモロが搭載されております。ヴィンテージのF社のトレモロユニットにも採用されているスティール製のイナーシャブロックなのですが、それまでのものと比べ倍音の成分等が異なり、よりクリアーで広がりの有るサウンドとなっており、シングルコイル・ピックアップとの組み合わせで非常に美しいサウンドを生み出します。

当個体状態と致しましては、ボディバックや外周に小さめの打痕が複数ある他、全体的に細かい擦り傷や弾き傷、パーツのくすみや錆等御座いますが、電装系や演奏面に問題の無いプレイヤーズコンディションとなっております。フレットは少々凹んでおりますが7割程度残っており、ガンガンお使い頂ける1本としてお迎え頂けます。P.R.S.でEGの様なダブルカットの3シングルモデルと言えば、現在はJohn MayerのSilver Skyを思い浮かべる方も多いと思いますが、Silver SkyはUSAのS2/CE Line、こちらのDC3はUSAのCore Lineと製造ラインや材選定の基準が違ってきます。言わばコストカットされている部分が無く、純然たるP.R.S.のシングルコイルサウンドをお楽しみ頂ける数少ない機種となっております。シングルコイルのキャラクター自体はヴィンテージライクな煌びやかな高域が特徴的ですが、そういったモデルに有りがちな線の細さは無く、ダイレクトマウントによる存在感と太さが有り、それでいて全体的にムラ無くバランスの良いサウンドをアウトプット致します。P.R.S.と言えば美しい10topのメイプルで華やかなイメージですが、どの製品にも一貫して機能美に優れ、弾き易く、それでいて高品位なサウンドキャラクターを感じることが出来る。よりそれを実感させてくれる1本です。超実践的なシングルコイルのギターをお探しの方にお勧めしたい1本。因みにバードインレイはオプションの為、市場でも中々お目にかかれません！是非お見逃しの無い様！

Weight≒3.22kg