左右対称コンパクトボディのVボディにフロイドロースを搭載したKing V「KV2」！

USA Selectシリーズは、最高峰のクラフトマンシップにより実現した優れたデザインと比類ないパフォーマンスを誇り、卓越した職人技を備えるこのようなHR/HMギアは1980年代当時と変わらず唯一無二。

木材は全てUSA製の為に厳選され、当時から使用されているボディシェイプのジグを利用して製作。変形モデルと言われる形状を、クラフトマンの優れた加工技術によって仕上げられるスルーネック＆ボルトオンネックは、ハードウェアに頼らない作りを追求した特別な一本を製作し続けている…それが「Jackson USA/Custom Shop」！

ボディ材はアルダー、柾目のハードロックメイプルを贅沢にスルーネックで使用。ボディウッドは、バック＆ウイングでスルーネック材を包み込むように接着する事で、USAでしか味わえない響きを体感できます。超音速旅客機から由来する、Jacksonギターの特徴でもあるコンコルド・ヘッドは、ローポジションで※スカーフジョイントされているので、平らなスリムネックでもネック強度に優れた構造となっています。指板幅は約43mmで仕上げられているので、激しいベンドやスウィープ等での弦落ちし難い構造となっています。

ジャクソンでは欠かせないエボニー指板は、演奏性を追求した12インチ(304.8ミリ)-16インチ(406.4ミリ)の※コンパウンドラディアス仕上げ。コンパウンド・ラディアス仕上げにより、ロック式ブリッジでのセットアップがし易いのは勿論の事、ローアクション(弦高低め)・セッティング等のリードプレイに優れた調整も難なく対応。フレットは幅の狭く高さのあるNarrow/Tallフレットを装備する事で、キレのあるサウンドに一役かっております。

ヘッド＆指板の外周には、象牙のような模様の入ったIvoroid(アイボロイド)素材を使用したバインディングが施され、ポジションマークにマザー・オブ・パール(白蝶貝)のシャークフィン・インレイ、Jacksonロゴも指板同様にマザー・オブ・パールの美しい仕上がり。ブラックのマッチング・ヘッドには、「Made in USA」のロゴが入れられています。

ハードウェアには、Floyd Rose Originalのロック式ブリッジにJacksonロゴ入りのロトマチックペグを使用。過激なアーミングでも安定したチューニングをキープする事は勿論、ウェイトのあるブリッジ本体とブロックサドルから生み出されるコシのある鳴りが見事。ヘッド裏には、ハードウェア調整用のレンチホルダーを装備。

厳選された素材と構造から生み出されるピックアップにはSymour Duncan製のピックアップを採用したHH仕様。ブリッジピックアップのTB-4 JB Modelは、非常にバランスの取れたコイルターンにより、倍音(ハーモニクス)が出やすくサスティーンとディストーションが程よくブレンドされた高出力タイプです。明瞭で高出力なサウンドであるからこそ、歪み系のサウンドとも非常に相性が良く、ピックで刻むフレーズやテクニカルなリードプレイまで対応できるブリッジピックアップに相応しいキャラクターと言えるでしょう。

ネックピックアップのSH-1n 59 Modelは、1959年のP.A.F.ピックアップを再現しながらも、クラシカルなクリーントーンからヘヴィなディストーションサウンドまで幅広くカバーできるサウンドが特徴です。王道でオールマイティなサウンドであるからこそ、個性的なブリッジピックアップと干渉し合うことはなく、ネックやミドルのポジションでもクリアでストレスフリーな音作りと演奏が可能。
王道のセットであるにもかかわらず「Jacksonギターに搭載されたダンカンPUのサウンド」と表現できるほど、切れの良いサウンドはやみつきになる事でしょう。

コントロールは、3ポジションブレードスイッチ、各ピックアップのボリュームコントロール、マスタートーンコントロールですが、一工夫された配線が特徴。通常、一般的な2ハム仕様では、ミックス時に一方のボリュームを絞るとボリュームがゼロになりますが、King Vは2つのピックアップがブレンドできる配線となっております。ブレンドを可能にする代わり、ボリュームゼロ時に手を放してしまうとノイズが発生してしまいます。弦アースを落としていればノイズは出ませんが、演奏上で気になる場合は通常配線する事でノイズ発生を防ぐことが可能。

1980年代から変わらぬハンドメイド製作に拘ったJackson USA/Custom Shopは、入荷本数が極僅かな貴重な一本ですのでお見逃しの無いように！

※スカーフジョイント: スルーネック材を1フレット付近で、2段階に分けて接着することでネック強度が増し、薄いネックシェイプでも反りに強くなります。
※コンパウンドラディアス: 指板アールを0フレット12Rから指板エンド部16Rに仕上げる事により、ネックグリップ上のいずれのポジションでも同一の演奏性を確保することが可能。

※画像はサンプルです。製品の特性上、杢目、色合は個体ごとに異なります。