1960年代、エレキブームの真っただ中に登場したグヤトーン「シャープ・ファイブ」。「井上宗孝とシャープ・ファイブ」のリード・ギタリストとして知られ、現在も精力的に活動する三根信宏氏との共同開発による名器です。

今回入荷は1994年発売のLG-2100M、LG-350T DX「シャープ・ファイブ・デラックス」のユニークかつゴージャスな外観そのままに、様々な近代化改修が施された復刻モデルです。

【ネック】
1970年前後に見られた星形のポジションマーク、「5」の文字があしらわれた長めのヘッドストックが印象的ですね。チューナーは「GOTOH SGS510」を、ブリッジには「GOTOH EV510TS」を採用し、当時よりも高い演奏性とメンテナンス性を獲得しています。ナット幅は約43.8mm、フレット、ナットには消耗が見られますがプレイアビリティには問題ございません。

【ボディ】
全体重量約4.2kg。なんといってもその名の通りシャープなシェイプが特徴的です。深い色味のメタリックブルーがステージ映えしそうなカラーリングですね。傷や打痕、金属パーツのくすみのほか、塗装のムラや白濁が見られますが、年式を考慮すれば比較的キレイなコンディションといえます。

【電装系】
コントロール類は3シングルコイル・ピックアップに1Vol／1Tone、フロント＆リアの2シングルを基本に、トーンPOTのPush／Pushでセンターがミックスされます。ピックアップは一度交換された形跡がありますが、現在はオリジナルに戻っています。ピックアップのマウントビスは本来鍋型ですが現在は皿ネジに交換されており、それに伴いピックガードのネジ穴も面取りされています。

付属品：オリジナルハードケース