エレキブームを牽引したブルージーンズモデル、「ダルマ」の愛称で親しまれたシングルカットモデル、そしてデビューから半世紀近く経った今でも続くダブルカットモデルと、姿かたちを変えながら長年愛されてきたヤマハSGシリーズ。
今回入荷はダブルカットSGの最初期、1973～74年頃のみラインナップされていたスチューデントモデル、SG-30となります。

【ネック】
スチューデントモデルらしく、マホガニーのネックはボルトオンでジョイントされています。チューナーの巻きの固さにバラつきはございますが、機能面では問題ございません。フレットは少々低めですがすり合わせ調整、ナット交換済で演奏性は良好です。ナット幅約42.6mm、ネックエンドに向かってしっかりとした厚みが出てくるシェイプが特徴的です。

【ボディ】
全体重量約3.4kg。オールドヤマハによく見られる桂材のボディ。小ぶりなダブルカッタウェイのボディシェイプは、後に誕生する名器SG-2000の弟分と言ったところでしょうか。全体的な傷や打痕、塗装ダメージ、金属パーツのくすみなど使用感はございますが、比較的キレイなコンディションをキープしています。ストラップピンはYAMAHA SGタイプの新しいものに交換されいるようです。

【電装】
ピックアップはオリジナルのハムバッカー「#1157F」を2基搭載。バイサウンドこそ非搭載のモデルですが、ヤマハらしいパワー感とザクっとした歯切れの良さを持ち味とした、実直なハムバッカー・サウンドが楽しめます。ジャック、セレクタースイッチは交換済となります。

付属品：ソフトケース