オットー・リンクラバーはダークでハスキー、そして温かく包容力があるそのサウンドが多くのテナーマンに愛されてきました。
現在のラインアップに存在している VINTAGE ラバーモデルのバッフル先端部にはオットー・リンクの製造がバビット社に移行した直後のアーリーバビット期のみに見られる三日月型のバッフルが再現されています。
この「アーリーバビット EB モデル」にも同様のバッフルが再現されていますが、オリジナルの金型を使用したことにより結果としてこのバッフルがさらに高くなり、また三日月の形状、そしてチェンバーへの落ち込み角度・形状に違いがあります。
ラバーならではのソフトさを持ちつつも明るいサウンド、明瞭なアタック、音と音の繋がりの良さが現代のジャズシーンでもしっかりフィットします。
本家本元だからこそ再現できた、それが「アーリーバビット EB モデル」です。
~コニサーシリーズ~ 先人たちが愛した歴史的名器をリバイバル
キャノンボール・アダレイ、ソニー・スティット、錚々たるスーパースター達が自分の音楽を表現する際のベストパートナーとして選ばれた伝説のマウスピースがあります。時代のニーズ、工場の変遷、様々な事情で惜しまれつつも歴史から姿を消したモデル達。
当時の設計を忠実に再現し現代に復活を遂げました。
半世紀ほど前から製造を手掛ける JJ バビット社の工場にはメイヤー兄弟、オットー・リンク氏から受け継がれた多くの金型が、例えダメージがあったとしても大切に保管され続けています。現在ではヴィンテージマウスピースとして人気が高いモデルを製造当時の金型をベースに作り上げたハイエンドマウスピース「コニサーシリーズ」第一弾が登場しました。
マウスピース外側形状は現行各モデルと同じながら、内部成型には保管されていた当時の金型を使用。さらには素材となるハードラバー生産時に加硫時間を長くすることにより硬度を調整。また検査基準を高め、最終仕上げと検品工程により多くの時間をかけています。今回のコニサーシリーズの開発に携わったプレイヤーはアメリカの実力派ジャズミュージシャンである、マイク・スミス、ジェームス・ブンテ、惜しくも昨年亡くなったマーク・コルビーの3名です。
「コニサーシリーズ」第一弾となる 2 モデルは「Meyer Bros. NY」「Otto Link Early Babbit」。
何十年を経た今でも色あせないジャズ・ジャイアントの名演はこのマウスピースから紡ぎだされたものです。
オールドジャズファンだけでなく、多くのミュージシャンにとってエキサイティングなモデルとなることは間違いないでしょう。
■付属品:リガチャー(形状がいびつなことが多いので付属品レベルとお考え下さい)、キャップ、外箱
【オープニング】
「7*」(2.67mm)…ベルグラーセン105、デュコフD7相当
(あくまで目安とお考え下さい)
※オープニングによっては納期を頂戴する場合がございます。