どんな規模や編成のスコアにも対応し、作編曲家、出版社、音楽教師に必要な機能を揃えたプロフェッショナル用楽譜作成ソフトウェア!
素早い音符入力や柔軟な編集機能は快適な作編曲を約束し、楽理に精通した Dorico の音楽的インテリジェンスは、まるで優秀なアシスタントがついてくれるかのよう。そして手書き浄書の美しさに迫る楽譜出力は、奏者にとって読みやすく、出版社や浄書家の高度な要望にも応えます。
iPad から macOS / Windows、また無償版から Pro まで、さまざまな用途や環境に対応。どのグレードも作業時間を減らし、音楽そのものにより多くの時間を費やせる効率的なワークフローを提供します。
◆Dorico Pro機能
●パート譜の自動作成
ごく自然なやり方で、プロジェクト内の楽譜のフローから、指揮者用のスコアと個々の奏者用のパート譜の両方を個別のレイアウトで作成可能。1つのレイアウトで楽譜に変更を加えると、その楽譜が使われている別のレイアウトにも自動的に反映されますが、その一方でページと組段の外観はレイアウトごとに完全に独立を保つことができます。
●コンデンススコア
インテリジェントにフォーマットされた指揮者用のコンデンススコアを簡単に作成可能。複数のプレーヤーの楽譜が少数の譜表に集約され、各ページの譜表の数が減り、その分譜表が大きくなるので読み易くなります。
●DTP レイアウト
専用ページレイアウトソフトウェア並みの機能を備え、楽譜レイアウトを自在に制御可能。フレーム機能を使うと、楽譜 / テキスト / グラフィックを「フレーム」として好きなように配置できるので、脚注への楽譜配置やテキストページ、ピアノ連弾譜、教材、解説書など、どんな用途のプロジェクトにも対応できます。
●自動浄書エンジン
最前線で活躍する浄書家や音楽出版社の協力のもとで開発された、最も洗練された浄書アルゴリズム。Bravura フォントの緻密なデザインから、すべての記譜要素の詳細な配置ルールまで、楽譜の外観の隅々に細心の注意が払われています。
●ドラム譜
ドラマーのためのきれいな楽譜作成も簡単。ドラム譜に音符を入力すると、自動的にボイシングとステムの方向を決定し、ドラムキット構成とキット内の各楽器のノートの割り当ても柔軟に変更できます。またオーケストラパーカッション用には各々の楽器を個別に表示するか、それらをグリッドまたは五線に統合するかを選択できます。
●素早く簡単な音符入力
音符はキーボードやマウスで入力でき、覚えやすくカスタマイズも可能なキーボードショートカットと組み合わせれば、さらに高速な入力が可能です。また Dorico は拍子のルールを高度に理解しているため、音楽的脈絡の変化に応じて各音符を柔軟に記譜でき、音符の長さを変えたり、挿入や削除を行った場合も常にリズムを明確に表現できます。
●柔軟なコード記号
MIDI キーボードでコードを弾くか、専用のポップオーバーに名前を入力することで、コードのスピーディーな入力が可能。スラッシュや、小節繰り返しと併用して素早くリードシートを作成できます。また Dorico Pro は6種類のコード記号規則に標準対応し、外観調整機能やカスタマイズオプションも豊富に揃えています。
●効率的なウィンドウ管理
入力、編集用に記譜モードのウィンドウを開きながら再生モードの別ウィンドウを開いたり、同じウィンドウをクリックで切り替えたりと、作業に合ったウィンドウ配列を選択できます。指揮者の楽譜と楽器奏者のパートをタブで切り替えたり、ウィンドウを縦横に分割して同時に作業することができ、タブの切り離しやタブグループ間のドラッグによる移動も可能です。
●5つのモード
Dorico Pro のワークフローは、設定 / 記譜 / 浄書 / 再生 / 印刷 という5つのモードに分かれ、ツールバーのタブから1クリックで切り替え可能です。ウィンドウの左右と下部の折り畳み式パネルからは各モードの機能にアクセスできます。
●読み込みと書き出し
Cubase、他の楽譜作成ソフトウェア、および他の DAW から MusicXML ファイルや MIDI ファイルを読み込むことができます。MusicXML ファイルの書き出しにより、Dorico で開始したプロジェクトを他のアプリケーションに取り込むことも可能です。
●連桁
Dorico は標準設定にて美しい傾きを持った連桁を作成します。出版規則に従って自動的に分裂を防ぎ、常に好ましい結果が得られるようにします。ステムレットなど連桁のある休符や、accelerando と rallentando のための扇形連桁にも完全対応しています。
●コード記号 (上級)
コード記号に関する6つの異なる規則のプリセットが用意されています。また、ルート、クオリティ、インターバル、変化和音などあらゆる外観変更を制御できる多数のオプションがあります。さらに、浄書モードの専用エディターを使用して各コード記号のグラフィカルな外観を一括で編集することもできます。
●コードトラック
再生モードではコード記号を専用のトラックに表示し、コードを再生するために好きなサウンドを割り当てることができます。コードトラックの再生機能を活用すると、素早くコード進行を確認できる上、リードシート用の基本的な伴奏を簡単に生成できます。
●ビデオの読み込み
パワフルなビデオエンジンを搭載し、ビデオファイルに同期した楽譜作成を効率的に行えます。専用のビデオウィンドウで動画を再生し、再生モードではサムネイルを表示。アクション上の重要なポイントではマーカーを加え、スコアの上で表示することもできます。またテンポオートメーションを用いてマーカーと拍を揃えたり、Find Tempo 機能を用いてそれぞれのキューに最適なテンポを見つけ出すことも可能です。さらに、MIDI ファイルとのテンポトラックの読み込み / 書き出しに対応するため、拍子、テンポ、マーカーを、Cubase などの DAW との間で転送可能です。
●自動音符間隔調整
リズミックな間隔に対する独自のアプローチにより、Dorico は視認性を犠牲にすることなく、他のプログラムよりも狭い間隔で自動的に音符を配置することができます。臨時記号のカーニングも適切に行うため、複雑なリズム表記でも乱れずに表すことが可能です。
●柔軟な拍子記号
混合拍子、交互拍子、入れ替え可能な拍子などさまざまな拍子記号に柔軟に対応。さらに部分的な連符の拍子記号を作成したり、楽器ごとに異なる拍子記号を使用することもできます。
●グラフィック書き出し
グラフィックを PDF / PNG / SVG / TIFF 形式で書き出せます。次に開くアプリケーションや使用目的が何であれ、Dorico プロジェクトから美しいベクターまたは高解像度のビットマップグラフィックをすばやく簡単に作成可能です。
●両面印刷
両面印刷対応のプリンターを使用している場合、Dorico はスコアでもパートでも、楽譜を自動的に両面印刷できます。必要な設定は長辺または短辺の縁取りを指定することだけです。
その他多数の機能がございます。
※最新の動作環境はメーカーページをご参照ください。