鮮やかなチェリーサンバーストのアルダー/ローズ4弦!
Kikuchi Guitars?は、ルシアー菊地 嘉幸 氏が世界的な現代の名工 Roger Sadowsky の下を訪れてから 30 年の節目となる2023年に誕生しました。Sadowsky イズムを正確無比に受け継ぎながら深めた楽器への造詣を、余すことなく体感することができます。そして、菊地氏のキャリア集大成として多彩なモチーフを作品にした当「Custom Series」は、材と語らいそして湧き起こる制作意欲を精緻に込めた、珠玉の一本となります。
毎回ごく少数のみの製作につき限られた店舗での販売となる当シリーズ。
今回の入荷は、バンドアンサンブル的には最も汎用性が高い仕様のひとつであるアルダー/ローズの組み合わせをベースに、上質のフレイムメイプルの杢を活かした、鮮やかな一本。
同ブランドの登場初期には、Custom モデルにはローステッドメイプル製のネックが多く採用されていましたが、ここ最近は、本器の様に通常のメイプルネックのものも多く見られるようになりました。見た目のインパクト、初めから既に熟成されたような豊かな鳴り感はローストならではの魅力ですが、あえてこれから時間をかけて育てていく、通常のメイプルネックもまた良いものです。どちらが良いかは、プレイヤーさんによっても意見が分かれるようですね。
アルダー・ボディのミドル中心の落ち着いたトーンに少しダークなローズ指板の組み合わせからなる本器のサウンドは、いつものシャープな「攻めた」Kikuchi Guitars のイメージとはまた違った良さがあり、現場で活躍するプレイヤーさんにこそ、是非手に取っていただきたい一本といえます。
セッティングに関しては、いつもながら「攻めた」ローアクションに設定されていますが、高精度に加工されたネック、指板のストレート、フレッティングの正確さがあってこそ。バランスのとれたボディ、その他様々な要素が見事に楽器の形に纏め上げられており、プレイアビリティの高さはもとより、4キロを切る軽さにして、タイトで力強い低音弦の鳴り、ビシッときまる鋭いスラップサウンドなど、他では味わえない魅力が詰まった菊地氏の集大成ともいえるモデルです。
ぜひご体感ください!
【菊地 嘉幸(きくち・よしゆき)】
1993年 単身渡米し、Sadowsky Guitars NYC の工房で技術を学ぶ。帰国後、Sadowsky Tokyo をスタート。
Roger Sadowsky との密接な関係を保ちながら、JT シリーズ、Metroline シリーズ、Sadowsky TYO などを世に送り出す。
2019年 Three Dots Guitars を立ち上げ。
2023年 自身の集大成として Kikuchi Guitars を立ち上げ、今日に至る。
[Specifications]
Model:Custom 4st J Bass
Body Finish:Cherry Sunburst
Body Back:Alder (Chamber)
Body Top:Flame Maple
Neck:Maple
Neck Finish:Thin Matte Nitro
Fingerboard:Indian Rosewood
Fingerboard Radius:12″
Nut Width:37?mm
Fret:DHP24H,22F
Pickguard:Clear with Standard Control
Hardware Color:Black
Bridge:Hipshot 20 mm Spacing
Tuner:Hipshot Light Weight 1/2 Shaft
Pickups:DiMarzio 4HC in 60’s Locations
Preamp:Kikuchi Guitars Original Preamp
Controls:Master Volume, Pickup Balancer, Passive Roll Off Tone (w/Pull Switch for Preamp Bypass), Treble/Bass Boost
Weight:≒3.39kg