Suhr SL シリーズ に、コンパクトながらもパワフルな15W出力の「SL15」が新たにラインナップ
SL67 MKII / SL68 MKII のサウンドクオリティをそのままに、汎用性の高い15W出力までサイズダウン。
SL シリーズの豊かでダイナミックなレスポンスは、倍音豊かなクリーントーン、歯切れの良いミッドレンジ、そして焼けつくようなヴィンテージオーバードライブのキャラクターを備えています。チャイムのような、ブレイクアップ寸前のトーンから、フルスロットルのブリティッシュゲイン、パンチ力と明瞭さ、そして驚くほど繊細なサウンドまでカバーします。
ギターのボリュームをフルに上げてドライブさせても、絞ってクリーントーンにしても、黄金期のブリティッシュ・オーバードライブの独特なフィールを、よりコンパクトで多用途なパッケージで体現。そのサイズからは想像もつかない、大音量のPlexiサウンドを放ちます。
■FAT-CAP / MID-BOOST / BRIGHT スイッチ
・FAT-CAP スイッチ(FAT)
John Suhrが80年代に手がけた、非常に有名なアンプに見られた数少ないモディファイの一つであるFAT-CAPは、Trebleチャンネルを使用するときに豊かで存在感のあるローエンドを付与します。OFFにすることで、回路からFAT-CAPを切り離し、無垢な本物のヴィンテージアンプに近づけることができます。
・MID-BOOST スイッチ(BST)
中音域をブーストし、アンサンブル内での抜けを調整します。ON(右)にすることで、フェーズ・インバーターにゲインが追加され、中音域がプッシュされます。
・BRIGHT スイッチ(BRT)
トーンに煌びやかさと存在感を与えます。ヴィンテージアンプに見られる標準的な値です。OFF(左)は前シリーズと同じ値、FULL(右)はヴィンテージアンプに見られる一般的な値、MIDDLE(中央)はそれらのちょうど中間です。
■チャンネルのジャンプ接続が不要に
SL15のINPUTは、両チャンネルを常にブレンド可能なため、ブリッジ(ジャンプ)接続をすることなくトーンを自在にコントロールできます。
チャンネルのボリュームを最小にすると、そのチャンネルは回路から完全に切り離されます。クラシックなブリティッシュクランチとモダンなサウンドの柔軟性が、このアンプに凝縮されています。
■Master Volume コントロール
SL-15は、マスターボリューム・コントロールを備えています(背面パネル)。
再設計されたマスターボリューム回路は、音色への影響が極めて小さく、トーン・キャラクターを維持したままアンプの音量をささやき声レベルまで下げることができます。
■6V6 管パワーセクション
SL15 のパワーセクションには 6V6 管が採用されており、SL67 MKII / SL68 MKIIと同等の豊かで複雑な倍音とダイナミックなフィーリングを実現するために緻密に調整されていますが、出力は15Wと扱いやすい設計となっています。
バランスとヘッドルームを重視した設計により、フルサイズアンプに匹敵するパンチ、明瞭度、レスポンスを維持しながら、低音量時でもより自然なブレイクアップを実現します。煌びやかなクリーントーンから、深く歪んだオーバードライブまで、コンパクトでライブに最適なパッケージでありながら、力強く轟くブリティッシュトーンの真髄を捉えています。
※掲載画像はサンプルです。
OUTPUT: 15W RMS
PREAMP TUBES: 12AX7 ×3
POWER TUBES: 6V6 ×2
FRONT PANEL: OFF/ON Power Switch、Standby Switch、Presence、Bass、Middle、Treble、Volume I、Volume II、Input
BACK PANEL: Master Volume、Speaker Output ×2、Impedance Selector(4Ω/8Ω/16Ω)、HT Fuse、Mains AC Inlet、Mains Fuse
バイアス方式: 固定バイアス
DIMENSIONS: 521mm(幅)× 210mm(奥行)× 235mm(高さ)
WEIGHT: 11.3kg