ルックス・スペックともに究極の仕上がり
池部楽器店50周年を記念した特別なカスタムモデル
1974年の創立より、厳選されたウッドマテリアル、パーツを最新技術と熟達したクラフトマンの手によって生み出されるテイラーのギターはトップミュージシャンからも高い評価と支持を得ており、今やアメリカではトップクラスのシェアを誇る「テイラー」。
アメリカ・カリフォルニアにあるTaylor本社にて、創設者のボブ・テイラー氏から社長を引き継ぎ、テイラーのマインドや歴史を受け継いだAndy Powers(アンディ・パワーズ)と直接対話を重ね、木材選定から製作まで行われました。マスタービルダーでありギターデザイナーのアンディ・パワーズ氏の協力とともに、トップ・サイド・バックそしてネックに至るまで、Taylorの木材チームが選び抜いた極上の材を贅沢に使用しており、他にはない世界で唯一のスペックにて製作されました。
ボディ材には極上のキルテッドメイプルを採用しており、テイラーのレギュラーモデルではスプルースを使用しておりますが、メイプルを使用したモデルは正に異例ともいえる仕様で。立体感のある美しいキルティング杢を持つ希少なメイプルを、ボディ全体(トップ・サイド・バック)に使用しており、角度によって表情を変える奥行きのある木目は吸い込まれるような雰囲気を放ちます。木材のサウンドや特性を考慮してブレーシングにはV-Classブレーシングがチョイスされており、スプルースに比べて硬質なメイプルを使用した場合は一般的には堅めのサウンドになりますが、アンディ・パワーズ氏からのアドバイスによりメイプル本来の中域が前に出るサウンドと程よいレスポンスを持つ、明るくも温かみのある唯一無二のサウンドに仕上がっております。
また、サウンドの温かみの要因の一つとして、ネックにはマホガニーをチョイスしており、指板とブリッジに使用されているブラックエボニーは、オーダー時にアンディ自身が用意をしてくれた特別なエボニー材を採用。通常オーダーでもできないメイプルトップ仕様とエボニー木材を使うことが出来たのは、テイラー社との信頼関係にて出来た逸品です。
カラーリングには燃え上がるようなブラックの炎をイメージした仕上げになっており、杢目やカラーリングを引き立たせる為にこちらのモデルはボディのベベルド加工は指定をしておりません。ヘッドと指板インレイは雰囲気を損なうことなく主張をするタイプを組み合わせ、全体的に存在感がありながら凛とした雰囲気を持ち合わせています。
ピックアップ・システムにはExpression System II(エクスプレッション・システム II)を搭載しております。
ES2のピエゾはサドルの下ではなく、サドルの側面に接する構造となっており、コンプレッション感の無いよりクリアーなサウンドになっております。また、それによりボディ全体の振動もしっかりとアウトプットすることが出来ます。
TaylorとIkebeの強い信頼関係が生んだ、今後同じ仕様では作成するのは困難な究極のカスタムモデル。
ぜひこの機会にご体感ください。
Body: Grand Auditorium
Top: AA Quilt Maple (Maple Top Approved by Andy Powers)
Bracing: Sitka V-Class Bracing
Side & Back: AA Quilt Maple
Neck: Mahogany
Fretboard: Black Ebony (Approved by Andy Powers at Laser Room)
Bridge: Black Ebony (Approved by Andy Powers at Laser Room)
Nut & Saddle: Black Tusq Nut/ Micarta Saddle
Nut Width: 1-3/4(約44.5 mm)
Scale Length: 25-1/2(約647.7 mm)
Rosette: Abalone,3-Ring
Body Binding: Maple, Figured
Peghead Veneer Wood: Ebony
Bracing: Sitka Performance Bracing
Bridge Pins: Ebony with Ab Dots
Tuners: Taylor Standard Gold
Electronics: Expression System 2(ES2)
Color: Black Fire Transburst
ハードケース付属