著者Jim Payne は、アメリカで最も尊敬されるドラム・ティーチャー、そしてドラマーの1人です。とくにファンク・ドラミングに関してはその第一人者です。
本書では、James Brown からTower of Power まで、歴史に残るドラマーたちがくり出すファンク・ビートを専門的な見地から分析し、解説し、再現しています。これらのビートがなぜ世界的にドラマーの間でくり返し使われてきたのかを、その理由や、ビートが完成した背景など、Professor Jim Payne ならではの膨大な調査の集大成ともいえる必携の1冊です。
付属のCDには、著者自身によるビートの模範演奏が収録されています。本書の楽譜は、それぞれの曲の中で最も頻繁に使われているオスティナート・パターンと呼ばれる何回もくり返し演奏されるビートをオリジナル・レコーディングからトランスクライブしたものです。また、曲の中のいくつかのビートは原曲を発展させる、またはバリエーションをして、少し変化を加えているものもあります。
「何がビートをファンキーにさせるのか?」歴代の偉大なファンク・ドラムーたちが残してくれた遺産ともいえるリズムを分析することにより、あなたのビートをこれまでにないほどファンキーになることは間違いないでしょう。