かつて共和商会がラインナップしていたフレッシャー。1973年頃にG社コピーラインのGallan（ギャラン）とともに発足し、主にF社コピーモデルを手掛けました。のちにGallanを吸収する形で統合、1980年代後期までコピーモデルのみならずエフェクター内蔵ギターなどユニークなオリジナルモデルも展開していました。

今回入荷はGallan統合後のFresher名義によるG社LPカスタムコピーモデル、「LP-381」の2ピックアップ仕様です。

【ボディ】
全体重量約3.8kg。ボディマテリアルはカバ材のトップにボディバックはランバーコア（積層材）によるものとなります。この時期の国産にありがちなセミホロウ構造やデタッチャブル（ボルトオン）ジョイントネックなどに時代を感じます。意外にもダメージは少なく、それなりの使用感や金属パーツのくすみなどはありますが外観上は比較的キレイなコンディションです。ピックガードは交換されています。

【ネック】
ネックはナトー材、指板はローズウッド。前述のとおりこの時期に多いデタッチャブルジョイント仕様です。ネック裏には3フレット付近に小さな打痕がございますがダメージは少なめです。チューナーはGOTOH製に交換されており、オリジナルよりもチューニングの精度が向上しています。フレット、ナットには消耗がございますが極端なビビりや詰まりはございません。ナット幅約42.9mm、薄くスリムなネックシェイプが特徴です。

【電装系】
コントロールはオーソドックスな【2ヴォリューム／2トーン／3wayピックアップセレクタースイッチ】、ヴォリュームはいわゆるJB配線となります。ピックアップは「カスタムメイドのハイパワーピックアップ」、しっかりとしたパワー感が魅力です。

付属品：ソフトケース