1960年代のエレキブームを牽引したグヤトーン(東京サウンド)。国産エレキギター/ベースを語るうえで避けては通れない最重要ブランドですね。今回入荷はグループ・サウンズブーム真っ只中の1960年代後半にラインナップされていた「LG-150T」、比較的コンディションの良い一本です。
【ボディ】
全体重量約3.5kg。強烈なデフォルメが効いた独創的なボディシェイプが特徴的です。サイドコンターもしっかりとした加工で、この手の楽器としてはかなり丁寧に作りこまれています。全体的な傷や打痕、ウェザーチェック、塗装のシミ、金属パーツのくすみなど、年式相応のダメージが散見されます。
【ネック】
ヘッドストックは幅が広いタイプ。ネックはメイプル/ローズウッド指板とオーソドックスな仕様となります。チューナーは巻きの固さのバラつき、遊びがありますが、機能面は問題ございません。フレット、ナットは消耗が進みかなり低めですが、極端なビビりや詰まりは見られません。ナット幅約43.0mm、薄くスリムなネックシェイプです。
【電装系】
コントロールはシンプルな【1ヴォリューム/1トーン/3wayピックアップセレクタースイッチ】となります。ピックアップはオリジナルのシングルコイルが2基、フロントはスラントした配置です。フロントポジションはクセのないサウンドで意外にも扱いやすく、リアポジションでは一転ケロっとした個性的なトーンが特徴です。トグルスイッチキャップは外れやすいのかスイッチに接着されています。
付属品:ソフトケース
Weight:3.5kg
Body Material:Laminated wood
Neck Material:Maple
Fingerboard:Rosewood
Nut Width:43.0mm
Fret width:2.2mm
Neck Thickness(1F/7F/11F):20.2mm/21.8mm/22.7mm
Pickup(Neck/Bridge):Guyatone Singlecoil(6.8kΩ/7.8kΩ)
※ピックアップの直流抵抗値はコントロール部を通した計測となります
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