Absolute Hybrid Maple

Absolute Hybrid Mapleは、プレーヤーが求めるサウンドを最大限に表現できることを追求したドラムです。最上位機種「PHX シリーズ」と同様の「ハイブリットシェル構造」を採用。「メイプル」をシェルの主材としながら芯材に「ウェンジ(Wenge)」を用いることで、従来のメイプルシェルのドラムでは表現できなかった豊かな倍音と幅広い音調を実現しました。タップからフルストローク、ピアニシモからフォルテシモまでしっかりと表現出来る輪郭のあるサウンドにより、幅広いジャンルの音楽への適応性と演奏性の高さを実現しています。
サウンド・ルックスともにプレーヤーの独自性を表現することを可能にした、ドラマーのニーズを最大限満たすことができるドラム・シリーズです。

＜主な特長＞
1：「ハイブリットシェル構造」によるパワフルでセンシティブなサウンド
最上位機種「PHX シリーズ」と同様の「ハイブリットシェル構造」を採用することにより、抜群のワイドレンジとサウンドレスポンスを追求しました。硬く重厚な特性を備えたアフリカ産の木材「ウェンジ」を芯材として配し、その両側を「メイプル」で挟み込むシェル構成としています。
フロアタム/タムタムは、メイプル3 プライ＋ウェンジ1 プライ＋メイプル3 プライの7 プライ構成でベアリングエッジ加工に45゜/R1.5 を採用し、深みと低音感のあるサウンドを得ています。一方、バスドラムには、同様の7 プライ構成でありながら異なる厚さのプライを用い、ベアリングエッジ加工を30゜/R1.5 とすることで、ドラムセット全体のサウンドバランスを最適化しています。
メイプル本来の特長である、明るくぬくもりのある鳴りと抜けの良いサウンドはそのままに、芯材であるウェンジの特長による芯のある力強いサウンド、どっしりとした中低域音感が加わり、クリアでアタック感のあるサウンド、素早い立ち上がりと豊かなサステイン、重厚な低音感まで得られます。このように、メイプルの特長を備えながらメイプルでは得られない独自のサウンドも備えた、表現力豊かなドラムセットを実現しました。

2：シェルのポテンシャルを最大限に引き出すハードウェア
「ハイブリットシェル構造」によるシェルが持つ本来のサウンドを最大限に引き出すため、使用するハードウェアも最適なものを採用しました。バスドラムに備えられるタムホルダーベースは、シェルとの設置面積を最小限に抑えた軽量なデザインとし、バスドラムの鳴りを最大限に保持します。フロアタムブラケットには、オープンタイプを採用し、高さ調整と適度な余韻のコントロールを両立させています。
フロアタム/タムタムには3.0mm のアルミダイキャストフープ採用、そして全てのシェルに「PHX シリーズ」で使用している「フックラグ」を採用しました。ラグの接地面をできる限り少なくすることによりシェル鳴りを最大限に引き出すことができ、音質面へのこだわりとチューニングの正確性を高い次元で両立しただけでなく、素早いヘッド交換を可能にしています。
さらに、新設計のタムマウント「Y.E.S.S.III」を採用、従来のY.E.S.S.IIと比べ金属製のパーツを少なくすることにより共振周波数を5％低減、タムタムのシェル鳴りを向上させました。