【週刊イケベミュージック・マガジン📖#23】豊かな響きと力強さが融合!Gibson ESシリーズ 第一回!歴史編 2026.9.4配信分

               
Angus Ogawa

みなさんこんにちはーAngus Ogawaです。
この前、某動画配信サービスで、Back To The Future 3部作をぶっ通しで鑑賞しました!
ドクの言葉『未来は自分で切り開くものなんだよ、だから頑張るんだ。』に改めて感動してしまいました。
そして…ギター好きならば、Johnny B. Goode のシーンですよ、
これ、何度見てもカッコいいですよね!マーティーが変えたのは、自分の家族の未来だけじゃなくて、音楽史まで変えてしまう…というなんともぶっ飛びまくりなストーリーが本当に好き!
そして…パフォーマンスの最後は~、、、ぶっ飛びすぎて、やりすぎちゃうところも笑えますw

さて、今回はマーティーの熱演でも使用していた、Gibson ESシリーズについてです!
正式名称は【ES(エレクトリック・スパニッシュ)シリーズ】。
ソリッドギターとは違ったアプローチで作られ進化していった過程を、見ていきましょう!

時は、1936年まで遡ります。

1936年:アコースティックギターの音を増幅し、バンドの主役へ

当時はビッグバンド形式のジャズが流行っていましたが、その大音量の中ではアコースティックギターは音が埋もれてしまい、「伴奏楽器」として使われることが多かったのでした。
そこにGibson社は、アコースティックギターL-50にピックアップを取り付け、ES-150として発売。
ジャズギタリストであるチャーリー・クリスチャンが愛用し、数々の名演を世に残します。
これによりギターは一躍、スポットライトを浴びる「華形」へと躍進したのでした。

1949年:ロックンロールの夜明け「ES-175 / ES-295」

戦後、ボディが完全に空洞の「フルアコースティックギター」が全盛期を迎えます。
Gibson社は、最上級モデルL-5をコストダウンさせ、合板(プライウッド)ボディを採用した「ES-175」を発売。
これが「大音量で鳴らしてもハウリングしにくい」という思わぬ副産物を生みます。
ちなみに、生音も素晴らしく、ジャズギタリスト、ジョー・パスの「ヴァーチュオーゾ」でそのサウンドを味わうことができます♪

この構造をベースにゴールド塗装を施した上位機種「ES-295」は、初期エルヴィス・プレスリーの相棒スコッティ・ムーアが愛用。ギャロップ奏法による激しいロカビリーサウンドを確立し、「ロックンロール」というジャンルそのものを誕生させました。

1958年:Gibson社 世紀の大発明「ES-335」とハイブリッド構造

1950年代後半、ロックンロールの音量はさらに増大し、フルアコではハウリングが抑えきれなくなります。
そこでGibson社は、その問題を克服するべく、新しいESシリーズを開発します。
それが現在もセミアコースティックギターの代表格として絶大な人気を誇っている「ES-335」でした。

ボディ中央に、レスポールと同じソリッドの「マホガニー(またはメイプル)の塊」を仕込む。
この「センターブロック」と呼ばれる発明により、

  • レスポールの「大音量への耐性と、太く伸びるサスティーン」
  • フルアコの「エアー感のある豊かな倍音」

という、相反する要素が奇跡の融合を果たしました。

ちなみに上位機種の「ES-345」「ES-355」には、音色を劇的に変える「バリトンスイッチ」やステレオ出力が搭載され、当時の最先端テクノロジーが詰め込まれていました。

1970年代〜現代:ジャンルの壁を超越する「万能の完成形」

70年代以降、音楽シーンは、急激な多様化を迎えます。
ここでESシリーズが証明したのが、どんなジャンルにも馴染む「普遍的なトーン」でした。

Larry Carltonのような洗練された都会的サウンド、Noel Gallagher(Oasis)のようなスタジアムを埋め尽くすロックサウンド、さらには現代のPopsなど、Gibson ESシリーズは常にその時代の最前線にいました。

ソリッドギターと対称的に、アコースティックギターの構造を最大限に活かしたGibson ESシリーズ
クラシカルな風格を持ちながら、その奥ゆかしいトーンは、繊細なクリーントーンから、激しいディストーションサウンドまで、弾き手のタッチのままに応えます。

時代が変わっても決して古びることのない「懐の深さ」こそが、Gibson ESシリーズが今なお世界中のステージで愛され続ける最大の理由ではないかと思います。

いかがだったでしょうか?

ジャズの伴奏器から始まり、ロックの夜明けを告げ、
あらゆる音楽の土台となってきたGibson ESシリーズ
ソリッドギターのタイトなレスポンスも魅力的ですが、
Gibson ESシリーズが持つ「空気を含んだツヤのある響き」。
それは、常に新しい表情とインスピレーションを与えてくれるはずです。

それではまた、お会いしまShow!!

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