■Electro Harmonix
Satisfaction(ファズ)
音を故意的に歪ませた、最初の魔法
「どうしても歪ませたい、録音マイクへの過大入力だけでは足りず、ついにスピーカーにキズを入れて、音そのものを崩してやろう」
所説ありますが、大筋はこの追い詰められた系の行為によってあの名曲のイントロが産み落とされたのでした。
それをエレハモの創業者マイク・マシューズが愛を込めてペダルに落とし込んだのがこの「Satisfaction」。
スピーカーにキズを入れた事で、当然の様にスピーカーはフルレンジを失います。中央帯の高域がほぼほぼの出力になる事で、非常にチープでイカした崩れたトーンが得られました。それを見事に再現。古のロックンロール・サウンド。
極少数の「わかる方だけ」にわかればいい、そんな無骨な1台です。