プレミアムベース大阪、小村です。
こないだのD1GPみました?オートポリスの2日目決勝戦。
親子対決ですって。史上初。
割と初期から追っかけてたんで、お父さんが「若手のホープ」なんて呼ばれてた頃から見てます。
息子は息子で、ヴァリノのインタビューでスゴイ少年がおるっつって話題になってたねぇ。
今やお父さんがベテラン、息子が「若手のホープ」になって決勝で直接対決。
ビシっと威厳を見せた父、ミスがありつつも決勝を走り切った息子…サドンデスもない一発勝負でしたが、記憶に残る良い決勝でしたねぇ。
そんな名勝負と同じくらい皆に知って欲しいベースをご紹介しましょう。
コレ、アトリエZです。
先に言うてまうけど、コレM#ちゃうで。
ちゃんと「1モデル」としてラインナップされてます。
コレ、シグネイチャーモデルです。
モデルの主は…バーナード・エドワーズ亡き後のシックのボトムを支える「ジェリー・バーンズ」。
ナイル・ロジャース&シック名義でリリースされた「It's About Time」は本機の完成後にリリースされた1枚ということで、氏のプレイに合わせて、本機の音も聴けるアルバムです。
アルバム4曲目「Do You Wanna Party」ではキレッキレのスラップサウンドも!
「ファンキーな70年代サウンド」というテーマを軸に各部スペックを構成する本機。今は無き名機「M#245 70'」がフォーマットとなっているんでしょうね。
70年代ということで、マテリアルチョイスは言わずもがな、アッシュボディ/メイプル指板です。
ここで特徴が一つ…本機では「超軽量」というテーマも掲げられていますので、そこも大きな魅力です。
(この子で3.82キロ。ウチにも何度か入荷してますが、だいたいそんくらいの重量のヤツです。)
しかしながら、決してスカスカ感はなく、きちんと中身の詰まったサウンドをアウトプットします。
こういう所はさすがアトリエZ、と思わせてくれますね。
後は…ティルト構造は無いですが3点止めです。
そしてPUロケーションも70年代ポジション。
前述の音源通り、タイトでキレ良いサウンドを生み出しています。
プリアンプはEQ-Mを搭載。
このサーキット、面白いんですけど、ベースはブーストのみ、トレブルはカット&ブーストが出来る2バンドEQとなっています。
恐らく本人の音や映像を見るに、両方全開で使ってるっぽい。
コレがまたサイコー。
前述の音源通りの音が出ます。
部屋の広さによってローを絞る方向に動かすと、より一層ええ感じです。
(動画見てこれ。マジで音一緒やから)
ほんでコレも特徴なのですが…ブリッジがヴィンテージタイプなんです。
コレがマジでポイント。個人的に本機に思う「良い具合のしなやかさ」はコレが由来してるんじゃないかと睨んでます。
ヴィンテージナチュラルカラーと黒3Pピックガード&メタルコンパネ、ブレットナットやアヴァロン貝のブロックインレイも、雰囲気をグッと増して魅せてくれますね。
ほんまねぇ、コレめっちゃくちゃ良いんです。
M#をパワー系とするなら、コレはもっとシャープに切れ味鋭い感じ。
アクティブJBタイプの音っていうより、本当に「70's JBタイプの音」が出るのがまさにこのベースです。
アーティストモデルという性質上、即納可能個体はかなりレア。
入荷する度にすぐ嫁ぐ「隠れた人気モデル」なんで要チェックだあー。