■Free The Tone
INTEGRATED GATE [IG-1N]
ノイズゲート、ノイズリダクションは激歪み好きのものだけじゃない。
ブリッジミュートしてグッと止めたい時にピタッと止まる。無音時に無音でいてくれる。その恩恵が欲しくて使う事が多い機材。
従来はその効果が強ければ強いほど「良い機材」とされていた風潮があったのですが、それも一昔前のお話しになってしまいます。
H野さんところのGENさんの楽器隊のスタッフから「良いと言われているノイズゲートを掛けると、どうしても余韻がいい感じに残らなくてスパッと音が切れてしまうのが悩み」と相談されてこのIG-1Nを勧めてみた。
数日後「中泉さん、もう1ケ貰います!」とお代わり。
クリーン、クランチに掛けて「ちょっと出てる余分なアンプのノイズだけ消したい」が消せたとの事。それも欲しい余韻が残ったままで。
そうか、激歪みカテゴリだけじゃないんだ、ノイズ消したい人達は。勉強になった。
そうこうしているうちに、「中泉さん、ちゃんとフィードバックが得られて、かつ止めると止まるヤツないですか?」との激歪みカテゴリのメタルニキから相談。「え、今度そっち?」もうパニックですワタシ。
試しにIG-1Nで試奏室で爆音でやってみます?と提案。
10~15分後(その間の外への音漏れレベルは笑う音量)、ニコニコしながら出てきて「中泉さん、これ貰っていきます!いい感じでした、ちゃんと欲しいとこでハウるし止まる(笑)」と憑き物が取れた様な穏やかな顔でメタルニキは帰路へ向かいました。
このIG-1Nの隠れたポイントは「入力感度をハイインピーダンスとローインピーダンスの切り替えが出来る」事。アンプの前に組んだエフェクトボードにもセンドリターンにもどっちもイケる事。これが他である様で実はほぼ無いんです。さすがはフリーザトーン。現場の声を形にしている所が信頼の厚さの証。ありがとうございます。
色々と機能の効果なぞを深掘るよりも、実際の生の声を書いた方が参考になるかなと思い、今回はnoteみたいなコラムっぽくしてみました。(※こっちの方が好きという方は店頭でこっそりお知らせください)
と言う事で、ワンランク上のノイズ除去マシンのご案内でした。