■FRIEDMAN
RUNT20 HEAD
フリードマン社のアンプはBE-100だけじゃない。
スカパラ加藤氏が現在愛用している事で、彼の後ろに鎮座するこのアンプを目にした事がある方も多いかと。
ステージだけじゃなく、TVではミュージックステーションやスッキリでも見ましたね。
このモデル、特にクリーンCHが秀逸。
特注の電源トランスからのパワーを感じる目詰まった鈴生り感が良いですね。パサついた鶏ササミや胸肉じゃなく、諸々逃がさず丁寧に調理されたしっとりとジューシーなササミと言った感じでしょうか。
もちろんこのブランドは「歪ませ屋」さんなのでゲインCHは非常に図太くパワーのあるサウンドになっています。ややお安めなスピーカーキャビネットとの組み合わせだと、このパワーを受け止めきれなくて引っ込んでしまうかも。
それであれば逆にモニタースピーカーに繋いで、ラインからのモニター出しでも良いでしょう。
この場合はスピーカーアウトにケーブルを繋がなければ自動的に内部ダミーロードに信号が落ちる様になっています。
(※パワーアッテネーターでボリュームゼロになるヤツを繋いでいる状態と同じ)
モニターからの音も非常に良いですね。機材周辺の品質が揃わなければゲインCHはこっちの方が良く聴こえるかもしれないですね。
リバーブなどのエフェクトは搭載されていないので、センドリターンに空間&残響系は繋ぎたいところ。この場合はStrymonなどの「ピュア・ドライスルー」構造のモノだとRUNT20の持ち味が殺されないので良いかと思います。
「BE-100以外はフリードマンじゃない」じゃない皆様へ是非刺さって欲しいモデルです。是非。