今回は PRS より、『Private Stock #12080 Paul's Guitar』のご紹介です。
こちらはブランドの創設者 "ポール・リード・スミス氏" のアイデアと理想を詰め込んだモデルを基にした、"Private Stock仕様" の一本です。
さすがはプライベートストック…数多の良質な木材を所有するPRSの中でもとびきりの極上グレードの木材をしています✨👀
そしてこれほどに美しいバーストカラーを採用し、一目見るだけで特別な一本だという事がお判りになるかと思います。
ボディトップにはきめ細かな杢目が全体に広がった "カーリー・メイプル" を、バック材にはプライベートストック専用に選定された良質な "アフリカンマホガニー" をバックパネルまで採用しています👀
そしてカラーリングには "ミッドナイト・オーキッド・グロー" と呼ばれるオーキッドの花の色味を再現したカラーリングをまとっています🌺
この杢目と色味、内側と外側どちらのカラーも単体で映える色味をしていますが、それぞれの異なる表情が見事にマッチングし、より特別感を引き立てています👀
フレイムやキルトとは違ったカーリー杢をしっかりと引き立て、まさしく完璧と言える組み合わせに仕上がっています✨
ネック材、指板、ヘッドトップ(+ロッドカバー) には全て "ホンジュラス・ローズウッド" を採用し、ネック材は柾目に、指板とヘッドトップは板目に木取りされています。
柾目にすることでネックは強度が上がり、板目は豊かな表情を見せるため指板とヘッドトップに適しており、ネック単体に同一材を使いながらもそれぞれの木取りによる特性を活かしたチョイスをしています👀✨
また "サテン・ニトロ仕上げ" のおかげですべりが良さと木材の質感を感じ取ることができ、良質な木材を使用したこのモデルにはうってつけのチョイスをしています💪
このウッドマテリアル、特にローズネックのため重い個体かと思われそうですが、総重量は 3.52キロ とギターとしてちょうど良い重量をしています✨
メイプルトップ&マホガニーバック を使用したギターの中でも軽量ですので、木材のチョイスを考えるとかなり理想的な重量かと思います💪
生鳴りは 軽量なホンジュラスローズネック 特有の良さがあり、長年弾き込んだようなアコースティックな鳴りを感じられ、レンジの広さを感じつつも無駄のない軽やかさが特徴です。
木材そのものが響く感触がネックからも伝わり、単音で弾くだけでもプライベートストック専用の良質な木材だからこその生鳴りだと強く感じ取ることができます💪✨
そしてPUには、通常の Paul's Gutiar や近年の Custom 24-08 にも採用されている "TCI Treble & Bass" を搭載しています。
TCIとは "TUNED CAPACITANCE & INDUCTANCE" の略称で、元々はジョン・メイヤー氏のシグネチャーモデル "Silver Sky" のPUを開発した際に発見した技術名を使用しています。
ハムバッカーサイズのPUですが、サウンドはP90タイプのようなマイルドで太さのあるトーンに煌びやかさをプラスした音色が特徴です。全体的にまとまりがあり、使い勝手が良いながらも音楽的な要素を多く含んだサウンドに仕上がっています👀
生鳴りのストレートかつ広いレンジと合わさり、ピッキングの強弱に反応したダイナミクス感のあるサウンドをアウトプットします💪
また両方のPUにミニスイッチが付いていますが、こちらは近年のモデルと同じくコイルタップではなく "ハイパスフィルター" を装備しています。
ハイパスフィルターをONにすると、ローミッドがスッキリしてハイが鮮明なトーンになりますが、音圧は下がらずピッキングニュアンスなどはそのままの感触で弾くことができます。元のPUのポテンシャルを損なわずに、最後の出音でハイを目立たせるように仕上げているといった感じです👀
コイルタップだとどうしてもタッチ感に差が出てしまいますが、ハイパスフィルターに変更したおかげで弾きやすさが向上しています💪
またハーフポジションでは、片方のみハイパスフィルターをONにすることも可能です。
ネックPUのみハイパスフィルターをONにするとハイファイなサウンドに、ブリッジPUのみONすると深みのあるハイとローが強調され、センターポジションだけでも使い勝手の良いサウンドバリエーションを備えています💪
基となった "Paul's Guitar" の高いポテンシャルに、プライベートストックのエッセンスを散りばめた至高の一本!
ルックス&サウンド&プレイアビリティの全てが極上に仕上がった、PRS最高位グレードの醍醐味を隅々まで感じ取れる逸品です👀✨