私が参加したNashville選定品が待望の入荷です!
前回ご紹介したレビューを誤って消してしまったので、再投稿しました。
店頭でも、実は?気になって声を多く掛けていただくミステリアスなスペックを是非!
今回のご紹介は、私が2025年4月に参加したGibson Brands Partner Experience 2025にて、現地選定を行った一本です。
本機のネーミングを見ていただければお分かりいただける様に、1959年モデルでありながら大幅に1964年モデルの仕様へ寄せて製作されている、現地選定品の醍醐味とも言えるミステリアスさが魅力の1本。
確かにボディホーンの形状はミッキーマウスタイプでケースはブラウンハードケース、トグルノブの色はアンバーと1959年モデルの片鱗は残しつつも、まず目に飛び込んでくるのはViking Redと名付けられた深いチェリーフィニッシュに、さらにはダブルリングクルーソンペグやスモールブロックインレイ、ショートガードやナイロンサドルのABR-1ブリッジにシルバーインサートのトップハットペグと、64年モデルの仕様がこれでもかと押し寄せます。
さらに極め付けはシリアルナンバーの打ち方&位置とハーフウィンドウタイプのセンターブロックでしょう。
もう正直どこが1959 ES-335?と思いつつも(ホーン形状はそうですが…)こんなユニークなヒストリックモデルはある意味無い!ということで現地で惚れ込んで買い付けて参りました!
ちなみにトーンコンデンサも64モデル仕様のブラックビューティです。ストラップピンにアルミタイプがセレクトされている点は実戦的で良いですね。
ネックのグリップ上は恐らくギターの設計図上では59年タイプと思われますが、職人の方による完全手仕上なのでバラつきもあり特にこのようなイレギュラースペック品では確証が持ちにくく微妙なところ。実際に握った感触では59年モデルに近い、とご理解下さい。。
このスタイルって、言われてみれば?古いHistoric CollectionのES335はホーン形状が共通なので、このスタイルですが、そこは勿論現代仕様のソリッドトラスや、ハイドグルー等全てにおいてアップデートがされているという、楽器としての完成度は言うに及ばずです。
ピックアップは両ポジションの直流抵抗値が当店実測で7.2kΩ台と低めのためUnderwound Customnuckerと思われます。
ナイロンサドルならではのポコポコッとした優しいアタック感に、中低域が膨らみ過ぎない枯れたニュアンスの程好い分離感が良さが加わったシルキーなトーンはまさに絶品。
このコンビネーションは、ヴィンテージを持っているけど実際に持ち出すのはなかなか…という方にもぜひ試しいただきたい逸品です。
他の方とは違う!ユニークなレア品を手にしている事への満足度もひとしおのミステリアススペックは、とにかく音が良いセミアコが欲しい方にもオススメのナッシュビルファクトリー現地選定品!
是非このコレクタブルなスペックをギターズステーションでお試し下さい!
Serial No. 150053
Weight≒3.53kg