ギタリスト佐橋佳幸氏の40年に渡る「仕事」をまとめ上げた1冊が入荷致しました!!
1983年のバンドUGUISSでのデビューから、山下達郎、竹内まりや、藤井フミヤ、スキマスイッチ、いきものがかり(敬称略)ら数々のスタジオセッション、プロデュース・ワークに腕をふるったマエストロの功績は数知れず。あの曲もあの曲も.....と、佐橋さんのギター/音楽を聴いたことがない人を見つける方が難しいほど、多くそして長くプロフェッショナルな仕事の軌跡を振り返る一冊となっております。
数え切れないアーカイブの中から選ばれた40曲を中心に、製作当時のストーリーやミュージシャンとの関係性、レコーディング時の会話の様子などが瑞々しい言葉で記され、音楽の向こうに時代の姿が垣間見える貴重な記録譚である点も注目ポイントです!
無類の職人であり、無邪気な永遠のギターKID'Sでもある佐橋さんの人柄と視線がぎっしり詰まったこの一冊は、大阪プレミアムギターズ1階にて取扱中です! ぜひご注目下さい!!
そしてそして、アンプフロアとしてはこちらも併せてご紹介させていただきたい!!
SHINOS AMPとブラックフェイスのコンサートアンプに並んで、レコーディングにおける佐橋さんのメイン・ギアであるDeluxe Reverb!!
1990年代後半、佐野元春氏のザ・ホーボーキング・バンドのレコーディングで訪れた、ウッドストック近郊の小さな楽器店で購入したという佐橋さん所有のDeluxe Reverb(推定63~65年製)。ヴィンテージとあって、同じ製造年のアンプに出会う機会も少なく、ましてや実際に弾いてみる事も難しくなっておりますが、近しいスペックを持つ現行モデルが「'64 Custom Deluxe Reverb」としてリリースされております。60年代中期のFenderアンプ、所謂ブラックフェイス期のオリジナルトーンを受け継ぐ、オールチューブ/オールハンドワイヤードによる'64 CustomシリーズのDeluxe Reverbです。
佐橋さん所有機と同じ、オリジナルDeluxe Reverbの最終型モデルAB763のハンドワイヤード回路を搭載した本機は、ふくよかな中域に透き通ったプレゼンスが輝く、中出力Fenderアンプのスタンダードにして完成形の1台。手配線ならではの凛としたハイレンジの立体感と、よりダイレクトに出力される豊かなダイナミックレンジはまさしく、音源で何度も聴いた軽快でアメリカンな佐橋さんの音色そのもの。
Twin Reverb等に使用されるパワー管6L6ではなく、6V6管2本に12インチスピーカー1発の20W出力といった、小ぶりながら芯の詰まった独特のパワー/レンジ感が特徴的で、佐橋さん曰く、「この仕様がココぞというときにいい活躍をしてくれる」とのお墨付きの1台です。
佐橋さん所有のDeluxe ReverbにはオリジナルのOxford製スピーカーが搭載されておりますが、'64 CustomシリーズにはJensen、C-12Qを採用。Fender、Silvertone、Suproなど、60年代のアメリカンアンプに多数採用されたJensen P-12Qを引き継ぐヴィンテージ・トーンをコンセプトとしたスピーカーで、より鮮やかな音域の表現と素早いレスポンスを得意とする、'64 Customシリーズとの相性抜群のマッチングとなっております。
また、ボリュームを上げると3~4目盛りの早い段階で歪み出し、20WならではのコンプレッションとFenderらしい高域の弾け方が絡み合う、豊かなドライブサウンドもDeluxe Reverbの魅力のひとつ。これまたMXRよりリリースされているリイシューモデル「CSP102SL Script Dyna Comp」をブースターとしてインプットすると、ジャキッとしながらも非常にコシの強い、いぶし銀な佐橋流ドライブ・セッティングを擬似的に追体験できてしまいます!! 佐橋フリークの皆様はぜひ店頭にてお試しを、、!!!!
書籍に引き続き、佐橋さん愛用のギターアンプFender Deluxe Reverbのご紹介はいかがでしたでしょうか。
ウッドストックでDeluxe Reverbを入手した当時、◯万円で購入できたと佐橋さんはおっしゃっておりましたが、、、、今ではそうもいかず、、、、。ですが、現行モデルにおいても素晴らしいトーンを手に入れることが可能です!!
ぜひぜひアンプ・書籍共々を通して佐橋佳幸さんのギター、音楽に出会っていただければと思います!!!