今回ご紹介致しますのはこちら!

Benson Amps Preamp Pedal!

今回ご紹介のペダルはオーバードライブです。
「ん?プリアンプって書いているのにオーバードライブなの?」と思われた方もいるかもしれません。

Benson Ampsは2016年に創立、オーナーであるChris Bensonが製作するハンドワイヤードチューブアンプのクオリティの高さから、比較的新しいブランドにも関わらず多くのミュージシャンの間で話題となったブランドです。

本機はそんなBenson Ampsの中でも人気の高いチューブアンプ、「Chimera 30W」のプリアンプ部分の回路をベースに開発したペダルであるからこの名前が付けられた、という訳です。

Preamp Pedalは真空管の代わりにFETトランジスターを使用していますが、サウンドのイメージは真空管アンプの持つ質感、倍音感を非常に高いレベルで再現していると言っても過言ではありません。

ダイオードによるクリッピングをしていない為ダイナミックレンジが広く、ゲインを上げても不必要なコンプレッション感を感じる事なく、プレイヤーの表現をそのまま受け止め出力してくれる感覚がありますね。
(ブティック系エフェクターの先駆け的ブランド、Landgraffでもクリッピング回路をカットする事でダイナミックレンジの広いアンプライクな挙動をする機構を持たせたエフェクターがありましたね。)

また本機はゲインの可変幅も大きくとられており、ほとんど歪ませずにブースター的にも、逆にゲインノブを右に回し切ればファズ感のある極太ドライブサウンドを出力する事も可能です。

なお、EQの可変幅自体は広くありません。
ノブがどの位置にあってもこのエフェクターの個性が出ます。

逆に言えば、EQの可変幅が大きすぎてスイートスポットが見つけづらいとか、ペダルの個性が潰れてしまうなんて事はありません。

お使いのギターや合わせるエフェクター、アンプの特性によってサウンド調整をする際は、むしろこれくらいEQ可変幅が狭い方がより微調整しやすいと思いますよ。

もちろんプリアンプ的に常に掛けっぱなしにする使い方も可能です。
が、個人的にはこのオールドスクールを感じる独特な歪み方がかなり好みですので、ぜひ皆様にもメインのドライブペダルとしてお迎え頂ければと思っております。

ぜひご検討下さいませ!

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