■CORNELL
Romany 10

ECのバックステージにあったスモールツイードアンプと言う触れ込みで日本での販売が開始された「Romany」。
その後、数パターンのマイナーチェンジが施され、その最新版がこの「Romany 10」。

使い方ですが、まずはEQスイッチのオンオフSW。パワーをA:10W/B:1.5W/C:0.25/D:0.05Wと切替できる4段階スイッチの位置で、オフにするとその位置で出る音量時のパワーとレンジのフルが得られます。
オンにすると3つのEQが作用し、アンプらしいダイナミクスになります。3つもポットを経由すると言う事は3つも抵抗を受ける事になるので、信号は当然クリップします。それによって音量は下がり、レンジは制限され、音は歪みます。
この作用具合を組み合わせてセッティングすると言った考え方で入ると、比較的スムーズかと思います。

実際の音量ですが、パワー切り替えのBとCは思いの外に差が出ません。Volのツマミ1の上下程度とお考えください。(AとBでは半分も下がりません。聴感上は1/4程度です。)
ただし、Dは音量がしっかり下がります。その分、信号の抵抗値が下がります。スピーカーのオーム数に対しておよそ半分程度のオーム数で入力になるイメージになります。
そうするとスピーカーの呼応が少なくなりますので、ハイロー成分が弱くなります。
俗に「パワーアッテネーターを使うと音と音量がそのまま下がらない」の所以はここにあります。あくまでも「ベッドルーム・サイズ」として妥協案にてご利用頂くイメージになります。
DとEQオンの組み合わせでECみたいなウーマントーンになり、チューブアンプならではのクリーミーなトーンが得られます。

僕はBまたはC位置でEQオンでペダルと合わせてが心地よいですね。音量自体はVolのツマミ1の上下程度ですが飽和感が変わります。
ヌケならB、コンプ感ならCみたいな選び方でしょうか。音量うんぬんで捉えると非常に勿体ないスイートスポットゾーンです。

個人的にオリジナルTS9を持っている事なんかを軽くアピールしつつ、まずはオフで「つないだだけで音痩せ」による音の引き締め効果を楽しむ時間がよきです。

ワンランク上の上質なスペックなモデルですが、シンプルなだけに他での味付けで楽しさが何倍にもなるのもこのモデルのなせる所ですね。

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