以前と比べて、かなり普及が進んできた"マルチスケール"。
一般的にも少しずつ身近な存在になってきたのではないかと思いますし、近年はギターでも採用例がしばしば見られますね。

てなわけで…気が付いたら店にマルチスケールがいっぱいあったもんで集合してもらいました!
普及のきっかけにして代表格のディングウォールのCombustion&NGシリーズや、小村も日頃から愛用する"SRMS"をはじめとするIbanezの各モデル、まさかの登場を果たしたスペクター…ひと昔前だとこんな光景は考えられなかったでしょうねぇ。絵面が凄い…。

さて、このマルチスケールですが、弦毎に適切なテンション感を実現できるようにスケールをバラバラに、というのがそもそもの目的。
タッチを変えずにバランスの取れた出音が出せるというのは、演奏する上で本当にストレスが無いです。
僕自身、店員としても素晴らしさを体感しましたし、自身で所有している今、その恩恵には本当に助けられています。

また、低音弦側のスケールが一般的なベースと比べて長くなるものが多く、ダウンチューニングでのテンション確保という点もこの仕組みが支持される理由の1つ。
ラウドシーンにマルチスケールを持ち込んだ先駆者とも呼べる、アダム"ノーリー"ゲットグッド氏をはじめ、世界中のプレイヤーが導入するのにも納得です。

登場時と比べるとハードなシーンで使うイメージが強くなってきたマルチスケール。
もちろんレギュラーチューニングに於いてもメリットはたくさん存在し、プレイヤーを強力にサポートしてくれます。
スライドやコード弾き等で多少の慣れや、スケールが長くなることによる構え方の工夫は必要ですが、しばらく弾けばこの構造にも普通にフィックス出来ますし、こっちに慣れたら普通のやつが弾きにくくなる…ってことも全然ないのでご安心をっ!

これだけ普及も進んだので…登場当時に比べれば挑戦もしやすくなりました!
「実際、どうなん?」という方もまだまだいらっしゃると思いますので、是非、体感してみてください!

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